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ささやく河

  ささやく河  (彫師伊之助捕り物覚え)  藤沢周平著

先日紹介した宮部みゆきが尊敬する作家ということで読んでみた。

江戸の街を舞台とする捕り物帖です。物語自体はまあまあといったところだが、
主人公の設定がおもしろい。普通、捕り物といえば<遠山の金さん>的なお奉行様とか、<銭形平次>的な岡っ引きとかが普通だけど、この小説の主人公は岡っ引きが便利につかう<下っ引き>と呼ばれる一般人だ。
つまり、警察手帳を持たないただの人が聞き込みしたりするんだけど、
当然、代紋の威力がないので相手にナメられる 捜査ははかどらない。

岡っ引きは たくさん事件をかかえているので手がまわらない。
歳をとって歩くのが辛いから。人員を増やすほどお上に予算がない。
という理由でこうした民間人を使っているんだけど、
ドラマのようにカッコつけてなく、リアリティがあっておもしろい。


巻末を開いてみると、発刊されたのは20年以上前だった。
今のネットの時代、新しい情報が次から次へと流れては消えていく中で
紙の媒体ってすごいね。
燃えなければ半永久的に残るんだもの。
すみっこが茶色にくすんだ紙を1ページずつめくっていくのが
ぼくは好きだ。


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火車 (かしゃ)

   火車 (かしゃ)
 
火がもえている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。ひのくるま。


お客様のKさんにお借りした小説を読みました。

親が残した負債だが、借金取りから逃れるために逃亡生活をしている女性がいた。
彼女は自由になりたくて、幸せになりたくて、ある時 人を殺してしまう。
そして その人になりすまして新しい人生を手に入れた。

だが、殺された女もまた カードローン地獄に落ち破産宣告をしていた。



犯人探しの推理小説ものながら、現代のカード社会に一石を投じる なかなか骨太な物語でした。

僕自身はあまりカードは使わないのですが、この本を読んで
ますます使わなくなりそうです。

多くを語ると内容がわかってしまうので、このあたりにしておきますが
とてもおもしろく、短時間で読破してしまいました。
是非、ご一読を。


    宮部みゆき著  火車        新潮文庫
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スポーツスター

僕の愛車を紹介します。

97年式 ハーレーダビッドソンXL1200Cスポーツスター

     タンク:ピーナッツタンク
   フェンダー:ボブフェンダー
    ハンドル:10インチライザー&ドラッグバー
    マフラー:スーパートラップ テーパード
サスペンション:プログレッシブ ローダウン
     シート:コービン ソロシート
エアクリーナー : S&S

こんな感じのライトカスタムです。エンジンはノーマルだけど1200ccゆえの
トルクがあるので、満足しています。
最大のお気に入りは、カスタムだけの仕様である メッキされたエンジンとプレジャーで塗ってもらったフレアーペイントですね。

もうオッサンなのにフレアーはどうかと思うけど、好きなんですよ、これが。

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ブログはじめました

遅ればせながらブログをはじめました。ここでは、お店であった日々の出来事とプライベートの趣味の世界を紹介していきたいと思います。 よろしくお願いします。
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