Boise on my mind

ウェブサイト「Boise on the Web アイダホ州ボイジー地域情報」の作者短信、運営裏話など

秋の日は釣瓶落とし

2009-09-29 | 作者短信
ボイジーは夏時間(daylight saving time)とはいえ,最近は日没が日に日に早まっていることを実感します.

日本語では「秋の日は釣瓶落とし」と言いますが,この気分をうまく言い表す英語表現がないものかと思って,電子辞書の和英辞典で「釣瓶」や「釣瓶落とし」を調べてみました.
で,例文として載っていた「秋の日は釣瓶落とし」の英訳は

It gets dark quickly in autumn.

でした.がっかり.風情も何もあったもんじゃない…

かと言って,欧米人に「秋の sunset は falling of a well bucket のようにすばやい」と言っても,わかってもらえないだろうなぁ…

清水寺を訪れたことがあるというヨーロッパ人に「日本では,重大な決心で事に臨むことを "dive from Kiyomizu stage" と言うんだ」と説明したことがあります.「なるほど,二度と引き返せないという意味ね」と,まあ,わかってくれたようではありました.
ついでに「清水の舞台から飛び降りる」を和英辞典で調べると「cross the Rubicon(ルビコン川を渡る)」という,カエサルの戦いに由来する表現が出てきました(これはどちらかというと「背水の陣」に近いような気もしますが).

今週のブロンコス:9月26日(土)ボウリンググリーン・ファルコンズ

2009-09-27 | アメリカ生活・文化・社会
アウェイゲーム.ボイジー州立大学学生会館で観戦しました.49対14でブロンコスの圧勝でした.
先週のフレスノ戦と違って,今日は観戦に訪れる地元ファンは少なかったです.

第1クォーターは両チーム無得点でしたが,第2クォーターはブロンコスの猛攻で29点を獲得してファルコンズを圧倒.第3クォーターもブロンコスの見事なランプレイでタッチダウンした後,敵失(スナップのファンブル)を機にさらにタッチダウンして点差を広げますが,ファルコンズも2度のタッチダウンで追い上げて29点差のまま第3クォーター終了.第4クォーターはブロンコスが追加点をあげて勝利を決めました.

今回はノートパソコンを持ち込んで,Wikipediaなどでアメリカンフットボールのルールを勉強しながら観戦しました.それで,やっとゲームの見どころや楽しみ方がわかり始めてきました.恥ずかしながら,先週まではルールもろくに知らずに("1st & 10"とかの用語の意味もわからずに)見ていたのです(^^;).

来週10月3日(土)はホームカミング,UC Davis との対戦です.またスタジアム周辺が熱気に包まれそうです.

フィッシング詐欺メール

2009-09-25 | コンピュータ・インターネット
なかなかギクッと思わせるフィッシング詐欺メールを受け取りました.
アメリカの所得税云々とかいう…
眉に唾をつけながらメールにあるURLを開こうとすると,Firefoxがばっちり「偽装サイトです!」と報告してくれました.怖いもの見たさで「警告を無視」を選ぶと「レポートを見るには ***.exe をダウンロードして実行せよ」というバレバレの偽装サイト.URLも「***.***.gov.***.***.com」みたいな長いもの.なんだかなぁ.

Family Unplugged

2009-09-24 | アメリカ生活・文化・社会
こういう本の影響で,"unplugged"という単語を見かけると気になってしまいますが(^^;),写真はシリアルの箱の背面に印刷されている"Family Unplugged"なるキャンペーン記事.
unplugするのは楽器コンピュータではなくthe tube(ブラウン管,アメリカ口語で「テレビ受像機」)で,「テレビばかり見ていないで,家族で楽しめる活動を!」という呼びかけです.

イライラしてる? ここにぶつけろ! 銀行員をぶちのめせ!

2009-09-22 | アメリカ生活・文化・社会
ボイジー州立大学キャンパス内で,とある銀行のプロモーションとして,"Tank The Banker" というお馬鹿なゲームをやっていました.
大水槽の水上の椅子に背広の銀行員が座っていて,隣にはボールを投げ当てる的.
ソフトボールを的の中央の金属板に勢いよく命中させると,椅子を支えているタガが外れて銀行員が水中に落ちる,というものです.
大学生より,むしろ(アメリカの金融危機に翻弄された)労働者に受けがいいかも.

(tank は俗語で「打ち負かす,ぶっつぶす,ぶちのめす」(他動詞)という意味があるのですね.初めて知りました)

Kawa Taiko Performance

2009-09-21 | 作者短信
Idaho Botanical Garden で,トレジャーバレーの和太鼓グループ「川」のパフォーマンスがありました.
グループのメンバーはトレジャーバレー一帯から集まり,近隣の数々の文化行事で演奏を披露しているとのこと.今日は30分ほどの演奏の後に,観客が太鼓をたたける体験コーナーも実施され,子どもも大人も一緒に楽しんでいました.

You're A Good Man, Charlie Brown

2009-09-20 | アメリカ生活・文化・社会
Boise Little Theater で上演されたミュージカル "You're A Good Man, Charlie Brown" を観賞してきました.2週間前から始まって今日が千秋楽でした.

スヌーピーの漫画「ピーナッツ」の典型的な場面を歌と踊りで演じるコミカルなミュージカル.チャーリー・ブラウンは赤毛の女の子に愛を告白できず足を震わせてばかり,サリーは宿題の出来の悪さを先生に叱られては口答えする,ルーシーはいつも女王様気取りで自己愛に生きる,ライナスは安心毛布を手放せない,シュローダーはベートーヴェンをこよなく愛してルーシーの一方的求愛を無視,スヌーピーは晩ごはんを待ち焦がれ,草野球チームではチャーリー・ブラウンはチャンスで空振り,ルーシーはイージーフライを落とす… などなど,ピーナッツファンにとってはお馴染みの場面が次々に繰り広げられました.
始終ダメ少年の役回りを演じたチャーリー・ブラウンに,最後にルーシーが寄り添って "You're A Good Man" と語りかけて幕となる,という演出は泣かせます.

「ピーナッツ」といえば,私の前回のボイジー滞在中(1997--98年)は作者チャールズ・M・シュルツ氏は存命中で,ピーナッツの新聞連載を(The Idaho Statesman で)まさにリアルタイムで読んでいました.シュルツ氏の死去(2000年2月)は日本のメディアでも大きく報じられたと記憶しています.

今週のブロンコス

2009-09-20 | アメリカ生活・文化・社会
先週から大学フットボールにちょっと興味を持ち始めたのですが,昨夜(9月18日金曜日)はたまたま学生会館に行ったらボイジー州立大学ブロンコスのアウェイゲームを大勢で観戦していたので,私も観戦に加わりました.
対戦相手はフレスノ州立大学(カリフォルニア州)ブルドッグズ。先週のマイアミ大学とは異なり、実力伯仲という感じで、見始めた時は第3クォーターの途中で(たしか)31対24でブロンコスがリード。双方、終盤まで猛然とした攻撃を繰り返しましたが、最後はブロンコスが強力なディフェンスでブルドッグズの追撃を阻み、51対34で勝利しました。
写真は、第3クォーター、ブロンコスがファインプレーでタッチダウンを決めて歓喜するファンたち。

女子サッカー

2009-09-16 | アメリカ生活・文化・社会
サイクリングの途中,郊外のスポーツグラウンドにて.
「少年サッカー?」と思ったら,プレーヤーは女の子でした.
(アメリカン)フットボール大国のアメリカでは,サッカーはむしろ女子のスポーツなのでしょうか.

「赤ちゃんが乗ってます」

2009-09-16 | アメリカ生活・文化・社会
近所の路上で,駐車されていた乗用車の後部座席の日よけスクリーン(?)に
BABY ON BOARD
という標識(黄色の菱形の中央に黒の文字)のイラストがついているのを見つけました.
写真を撮ろうとしているうちに,その車は去ってしまいました…

「赤ちゃんが乗ってます」のサインは日本だけでなくアメリカにもあるんですねぇ…と思って,ちょっと調べてみたら,むしろアメリカ発祥なのだとか.うーん.
もちろん日本でよく見る BABY IN CAR は和製英語で,本来の英語表現は BABY ON BOARD です.



アメリカと日本・教育と政治

2009-09-09 | アメリカ生活・文化・社会
教育と政治のつながりについて,たまたまアメリカと日本で対照的な記事をほぼ同時に見つけましたので,メモしておきます.
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オバマ米大統領、学生に学問のススメ 「政治思想」との反発に配慮も (NIKKEI NET)
「今日、君たちが学校で学ぶことが、国の将来を決めることになる」と強調。「君たちには教育を受ける責任がある」と語り、まじめに勉強に励むよう訴えた。
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教育への公的支出、日本は下から2番目 OECD調査 (asahi.com)
民主党は、教育への公的支出を「先進国平均(対GDP比5%)以上を目標に引き上げる」「OECD先進国並みの教員配置を目指し、少人数学級を推進する」と掲げた。仮に5%とすると、新たに7、8兆円の財源が必要となる。
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テーブルロック登頂!

2009-09-06 | 作者短信
先週マウンテンバイクを購入してから,エクササイズとしていろいろ乗り回しています.

12年前にこの地に滞在したときには,借り物のマウンテンバイクで走り回っていて,お気に入りのコースが「グリーンベルトをまっすぐ走って8マイル先のラッキーピークダムへ」「テーブルロック山(標高差300m)」のふたつでした.
それで,先週末はラッキーピークダムのコースに挑戦したのですが,往復して帰ってきたらヘトヘトで,12年前より体力が落ちていることを実感しました.それで,テーブルロックに登るコースに挑戦するのをためらっていたのですが…
今日の午前,テーブルロックを目指して走りました.そして,無事登頂しました!

日本ではママチャリ以外の自転車に久しく乗っていなかった私がマウンテンバイクに乗って感じたことは,次の二つです.

-- マウンテンバイクというものは,全身の運動能力を最大限に引き出すように設計されている(あたりまえでしょうが).
-- どんなに疲れていても,決して止まらず,ゆっくりでも(最適なギアを選択して)こぎ続けるのがコツ.途中で止まると次のこぎ出しが辛くなる.平坦なロードの場合はむしろ「走っているのが楽しいから止まりたくなくなる」.

後者はテーブルロックを目指したときに特に重要だと感じました.実際,ふもとから頂上まで1時間弱,休憩なしで,ゆっくり,しかし決して止まらずに低速のギアで登り続けました.だからこそ頂上まで根気が続いたのでしょう.

当初は交通手段と考えて購入した自転車ですが,今となっては,むしろ「体力作りのための運動器具」としての役割のほうが大きいと感じています.

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(追記)ラッキーピークダムまで「8マイル」と書きましたが,実際には9マイル以上(10マイル近く?)あることがわかりました.