Boise on my mind

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ネット暗号の素因数分解??

2007-05-22 | コンピュータ・インターネット
ネット暗号の素因数分解307桁達成――NTTなど世界記録(NIKKEI NET IT Plus)
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NTTは21日、インターネット上の情報を暗号化する際に使う「素因数分解」で、世界記録を達成したと発表した。(中略)現行の暗号方式の安全性を確認する上で重要な成果という。
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記者が意味をわかって書いたかどうか怪しい言い回しですね.この文章からは,素因数分解は暗号化に使うというより「暗号を脅かす」存在であることが読み取れません.

教育「井戸端会議」なら全くいらない(NIKKEI NET)

2007-05-21 | アカデミック
社説1 教育「井戸端会議」なら全くいらない (5/18)(NIKKEI NET)

細部には必ずしも同意できない部分もありますが,言い得て妙なのでブログしておきます.

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(追記)「日経ブロードバンドニュース」の5月21日「日経朝刊解説」でも,月2回土曜授業の例を挙げて,解説委員が「親が子を『もっと勉強しろ』と叱るのと同じでしかなく,土曜授業が教育や社会にいかなる影響をもたらすか全く議論されていない.教育再生会議の議論は思いつきの放言ばかりで見識がない」とこき下ろしていました.全く同感です.

大学院生論文データ捏造の続報

2007-05-17 | アカデミック
大学院生論文データ捏造の詳細な経緯について,大学の調査委員会による調査報告が公開されています.

大阪府立大学大学院工学研究科大学院生による論文データ捏造に係る教員等の処分について
健全な研究活動の推進と大学院教育のために

事実関係は調査報告に詳しく記載されているのでそちらに譲りますが,ここでは一点だけ,調査委員会による提言で「教員一人当たりの適正な学生数の検討」に言及されていることを指摘しておきます.「教授と助手の2名で約20名の大学院生・学部生を指導していたため,個別の実験に教員が立ち会うことは不可能で,実験は学生に任せきりだった」という実態調査結果を受けての提言の一部です.

後ろに座る学生

2007-05-06 | アカデミック
後ろに座る学生、教員に厳しく自分に甘く 産能大調べ(asahi.com)
後ろに座る学生ほど成績が悪く授業評価は厳しい(Okumura's Blog)

件の記事は大教室かつ大人数での講義ですが,私の経験では,60人教室で出席者が20~30人程度だと,後列と窓際,壁際の席だけが埋まり,中央部から前列の広い範囲が空席になることが多いです.
後列はともかく,窓際壁際の前列は黒板を見るにはむしろ不適な位置です.