マメ科のスズメノエンドウです。
本州から四国、九州に分布する越年草です。畑や空き地、道ばたでも見られます。
「カラスノエンドウ(やはずのえんどう)」のカラスより小さいので「スズメノエンドウ」と呼ばれます。
茎は地をはってから立ち上がります、葉は互生で小葉12枚から18枚の羽状複葉。
偶数の羽状複葉なのは、葉の先端が3本に分かれた巻きひげになるからです。
小葉は、ヤハズノエンドウに似た細長い卵形で、先がへこみ小さな突起があります。
葉の付け根には、葉が変化してひげのようになった托葉があります。
同じ葉の付け根から花枝ものびます、枝の先に4から6個の小さな花がさきます。
花枝が長いのでヤハズノエンドウのような蜜腺はありません。
花は白色から薄い青紫色で、旗弁は上を向きますがあまり開かず、竜骨弁、翼弁もやや上を向きます。
初夏に枝豆を小さくしたような果実がつきます。
3月7日は「ヤハズノエンドウ(からすのえんどう)」でしたが、ひと月遅れてスズメノエンドウを見つけました。