フウロウソウ科のゲンノショウコです。
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、土手や草地で見られます。
高さは３０センチから６０センチ、他の雑草の間から顔を出しています。
葉は長い葉柄を持ち、深く５枚に裂けてから、葉の縁が浅く５枚に裂けます。
葉や茎には毛が密使します。
茎の先が枝分かれして花がさきます。うすい紅紫色の花弁は５枚、雄しべは５本。
萼片は５枚、とがった先が花弁の間から見えます。雌しべの先は５本に分かれます。
花が終わると花弁は落ちますが萼は残り、花柱がのびます。
種子は花柱の付け根にあります、種子が熟すと花柱は裂けて巻き上がり、 巻き上がる力で種子を飛ばします。
裂けて巻いた花柱が、お神輿のような形になるので「お神輿草」「お祭り草」とよばれることが有ります。
江戸時代までは民間薬として使われていました。
下痢、便秘から炎症、冷え症、高血圧に効くそうです。
よく効いたことから「現の証拠」とよばれたそうです。
