ユリ科のヤマユリです。
本州の近畿地方から東海、関東、東北地方に分布する多年草、山地の崖や土手などで見られます。
高さは1メートルから2メートル、地下に養分を貯めた鱗茎を持ち、茎をのばして花をさかせます。
年数がたつほど高くなり、多数の花がさくようになります。
葉は互生で細長い卵形、先がとがり縁はなめらかです。
茎の先端に1個から数個の花がさきます、花弁は6枚漏斗状に開き、縁は外側に反り返ります。
花は白色で、花弁の中心に黄色の帯があり、紅紫色の斑点があります。
大きな葯をつけた雄しべ6本と雌しべの花柱1本があります。
ユリは品種改良され、花は生花に、鱗茎は食用や生薬とされます。
花屋さんで売っている生花は、花粉が服に付くと取れなくなるので花粉袋がつみ取られています。