マツブサ科のサネカズラです。
関東地方以南の本州、四国、九州に分布する常緑低木、つる性で周囲の木に絡んで登ります。
葉は互生、先のとがった卵形で縁はなめらか、またはあまり目立たない鋸歯があります。写真は相次ぐ台風で傷んでしまいました。
夏に白い花が咲き、今は紅色の実が付いています。
写真では黄色の花床に紅色の単果が多数ついているのがわかります。
実がきれいなので「サネカズラ」とよばれ、花のない時期に紅色の実が付くので盆栽や庭木に使われます。
茎から出る粘液を整髪料に使ったので「美男蔓」とも呼ばれます。