ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 ヒガンバナ
中国原産の多年草、米作と同じころ日本へ入ってきたそうです。
お彼岸のころに花がさくので「ヒガンバナ」とよばれます。
地下にある鱗茎が有毒なので、ネズミやモグラを避けるために水田のあぜや畑のまわりに植えられています。
花の時期には葉はなく、高さ30センチから60センチの花茎がのびて、6個前後の花が輪生します。
一つの花から6枚の花びらが開きそり返ります、オシベ6本は横から上を向いて広がります。
花が終わると、ニラのような細長い葉がのびます。秋から冬にかけて葉を広げて養分をためます。
春ではなく秋に養分をためるのは、ほかの植物と競合しないようにして生き残る知恵のようです。
ヒガンバナは花がさいてもタネができません、これはタネのできる花を売ってしまうと後が売れないからです。
実際、中国のヒガンバナにはタネができるそうです。ほかにも種のできない植物が入っていますよね。