カモ科のハシビロガモです。
北アメリカやユーラシア大陸の北部で繁殖して、冬に越冬のため南下する鳥です。
北海道でも少数が繁殖しているそうです。
館山で越冬した鳥も、暖かくなったのでもう帰るころです。
オスは頭部が暗い緑色、首から胸が白色、体のわきから腹が褐色。
口ばしは、先が平たくシャベルのようになっています。口ばしの広いカモなので「ハシビロカモ」とよばれます。
食べ物は植物性のプランクトンや昆虫、小魚も食べます。
口ばしの付け根側にはプランクトンをとらえて水を吐き出す網がついています。
下の写真では、水とプランクトンをすくって水だけを吐き出しています。
下の写真は、オスとメスのつがいです。
カモの仲間のメスは卵を抱くので、枯草の中で目立たないもようなのだそうです。