キンポウゲ科のセンニンソウです。
北海道南部から本州、四国、九州に分布する多年草、半低木でつる性、林の縁や草地で見られます。
葉は対生、葉柄は長く小葉5枚の奇数羽状複葉です。
小葉は3枚から7枚の変化があり、先が細くなったハートに近い卵形、縁はなめらかです。
夏に葉の付け根付近から円錐花序を出し多数の花がさきます。
花弁はなく白色の顎が4枚十字に開きます。雄しべの花糸は多数、めしべの柱頭は8本あります。
今の時期は花が終わって果実ができています、果実は2個から7個ほどで柱頭全部は受粉できません。
果実の先端には花柱が残り、多数の毛がついています。
果実の毛が山に住む「仙人」のひげに似ているので「センニンソウ」とよばれます。