紺日わん倶楽部

日々の暮らしに彩りを

極寒の時期  大炉の愉しみ

2014-02-04 | 茶の湯
もう立春。とはいうものの今日は昼過ぎから雪模様との予報で春まだ遠しですね。
2月に入ると茶の湯の世界では大炉になり厳しい冬の侘びた風情が味わい深いものになります。

*大炉とは通常の炉1尺4寸(約42cm)に比べ大きさが1尺8寸(約54.5cm)のものをいい、釜もそれに伴い大きいものを使用。

今週は大炉のお勉強会やお茶事にお招きいただいている予定もあり、日頃不慣れな大炉のお炭や逆勝手に勤しんでおります。

教本より 大炉 初炭

殊に後炭手前は巧者の手法として形にはまらず侘びを味わえるとされています。

教本より 大炉 後炭 

後炭では輪胴を一番最後に止炭の代わりにつぎますが何か云われをご存知の方いらっしゃいますか?
雪輪瓦の向こう側に組む時に最初に輪胴を据えて周りに毬打や割毬打、丸管、割管を組むので取りやすい順序ということでしょうか?

お約束事の意味を考えだしたら止まりませんのでそのように覚えるのがお約束の世界。
そもそもなんで逆? 玄々斎考案。古に思いを馳せながら・・・身も心も温まりゆく~