巣立ち
2013-03-29 | 日記
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3月もそろそろ終わるこの時期は卒業のシーズンでもあります。
街中では卒業証書片手に、はかま姿の女の子や馴染まないスーツ姿の男の子をよく見かけます。
先日、我が家でも息子の卒業式がありました。
入学式と違って大学の卒業式まで親が行くなんて???
と当日の朝まで何の準備もしていなかったのですが、
やっぱり節目だしちょっと気軽に行ってみるかと思い立って一人で行って来ました。
結果的にはホントに行って良かった!!
通常の場所が耐震工事で使用できなかったため
今年は例年になく大きな会場で文系、理系と合同の卒業式。
父母席も十分なスペースがあり
父兄のみならず祖父母の方も同席されたりと会場一杯の壮大な卒業式でした。
通過儀礼として一緒に共有するこの場と時間は息子にも私にとっても必要だった。
学生の答辞など新たな道に進む志や希望に満ちた言葉をきくと
子も親もそれぞれの道でまた一歩踏み出す時が来たなと感じ入る日になりました。
「タフな環境にあるこの社会で常に前進しタフに考えコミュニケーションし続ける人間であれ」
と総長のお言葉。肝に銘じて歩んでいってほしい。
会場で顔見知りのお母さん方とばったり出くわし、親と子の関係性で話が盛りあがった。
就職して独立し親元からはなれてしまうと最後の砦だった経済的な援助もなくなり、
語弊があるかもしれないが、従属していたものが対等な立場になってしまう嬉しさとさみしさ。
自分の親がそうであるのと同様に、
子どもがいくつになっても心配し遠くから案じていくことになるが
個の人間としての付き合いがこれから始まる。