BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

氷菓 第1話 『伝統ある古典部の再生』

2012-04-23 14:47:26 | 京アニ
うむ。
これもまた微妙なw

原作既読だけど、もう随分前のことなので、内容は全然覚えてない。
だから、奉太郎たちが登場する今回は、ああ、そうだったけ? という感じで納得。
記憶が確かならば、もともとそんなに盛り上がるタイプの物語ではなかったので、アニメ化の話を聞いた時点で???という感じだったのだが、とりあえず、一話の印象はそのまま。なので、微妙。

何となく記憶のなかにあるイメージとは何か違うなぁとは思うものの、それもあまり明瞭な記憶ではないからなんとも言えない。

だから、どちらかというと、米澤穂信って、こんなアニメになるような作品を書く人だったけか?という違和感の方がやっぱり強いんだろうな。

もっとも、物語自体に大してメリハリのない(ように記憶している)作品だから、京アニのように、画面のリアルな絵力で映像としては引っ張るしかない、って感じ。

どちらかというと、実写でやればいいものを(多分、昔だったらNHKでやってたようなもの)無理矢理アニメにしてる感じかな。その点では、CVについては、この作品でこそ、素人っぽい人を採用したほうが良かったのかもしれない。

なんか、映像と物語と声がどれも半音ずつずれているようなまとまりの悪さを感じるんだよね。

まぁ、えるがあんな超絶お嬢様のように描写されたのはさすがにちょっと引いたけどね。
てか、あの髪が伸びるのはなんですか?w

良くも悪くも京アニ的な二次創作的な翻案のなせる業ってところかw

もっとも、こういうのを実写で撮ろうとしてもそれこそ役者さんのプールがもうないんだろうな。アイドルじゃだめだから、こういう日常を演じるのは。

前クールの、Anotherの綾辻行人なんかもそうだけど、ここのところの感じとしては、ラノベをアニメ原作にするのもそろそろ限界がきていて、原作のソースとして推理小説ものにまで手がでるようになったけど、もともと推理小説って、やっぱり文学臭さが抜けてなくて、映像化の素材としてはちょっと違う。そのちょっと違うものを映像化しなくちゃいけないくらい、オリジナルがあるような原作が枯渇してきてるのかな、と感じる。

そういう意味で、米澤穂信ブームのような動きはどうなのだろうね。
桜庭一樹のGOSICKあたりから始まった動きなのだろうけど。
あれは、もともともラノベみたいなものだったからなぁ。
なんだか、ちょっと痛々しい。
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