BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ちはやふる2 第十七首 『ふくからに』

2013-05-04 13:58:18 | ちはや
いやー、ちはやふる、は安定の面白さで、毎回楽しみなのだけど、
決勝での富士崎高校戦に入ってから、なんというか空気が変わった。

で、その台風の目は、どう考えても桜沢先生の存在感。

なんか、ちはやの雰囲気を代えてしまったというかw

富士崎高校というのは、てっきり王者の貫禄かと思っていたら、思いの外、イロモノの集団で焦ってしまったわけなのだが、それも皆、桜沢先生の統制の元で成り立っている常勝っぷりってことがわかった辺りから、なんか見え方が変わって来た。

なんていうか、ガチで総力戦的というか。

いや、むしろ、桜沢女王にひれ伏す従者たちの集団が富士崎高校という感じで。
なんていうの、完全に「団体戦」になったというか。

桜沢先生が司令塔としてドンと控えているから、選手たちは、その駒として動かされている感じ。

いや、もちろん、富士崎高校の選手は、みな勝手に、エロエロしたり、オタクしたり、その他いろいろしながら高校生しているわけだけど、そのそれぞれの個性を認めた上で、さらにその上位概念として桜沢先生が控えているという感じで。

あ、そう、だから、試合の見方が明らかに、チーム全体にとっての長期利益という視点に変わったんだよね。

で、そう思うと、富士崎高校戦になってから、ギャラリーの描写が増えてきていて、水沢の控えや女帝たち、その他かるた会の人たちの視線があるのは当然で、加えて、とうとうクイーンまで参画。

しかも、クイーンは女帝と桜沢先生の間に席をとられる、という。

これ、もう完全に、「解説者席」だよねw

いや、そうして、解説者席ができてしまった分、本番の試合の進行も遅々として進まなくなる、という、マジで、応援のスポ根マンガのような展開になってきて。

てか、スラムダンク?

ただ、テンポの遅さを、両陣営の陣容や背景を、桜沢先生ら解説者席の人たちが語り始めてしまって、俄然、集団戦としての複雑さを想像させるようになってきた。

これはちはやふるにとっては、新鮮な展開。

まぁ、それは、机くんのID野球ならぬIDかるた的展開から予想はできたことなのだけど。

いやー、これ、どんどんおもしろくなるな。

次回は、果たして、水沢男性陣が、きちんと、勝負の波を引き寄せる事ができるかどうか、だよね。

特に、肉まんくんがいい加減勝たないとだし。
もちろん太一も。

しかし、桜沢先生による筋トレメニューを含む部活運営の結果、体幹がぶれない姿勢で力強くかるたをとり続けることができるとなると、ホント、これはもう体育会。

で、そうなると、水沢にとっては、テニス部顧問をする女帝が活躍する場面になるのではないかな?と思えてくる。というか、二期に入って、明らかに女帝のコミットメントは増えているのだけど、女帝自身、かるたは初心者だから自分が何ができるのかわかっていない。むしろ、何かできないかずっと考えてる風だから。

となると、体力アップルメニューを作って特訓をする、という展開になると、文字通り、女帝もかるた部に貢献することになって、またひとつ、水沢かるた部のチームとしての結束が強まることになる。

なんていうか、そんなことが想像できてしまうところが、ちはやふる、という物語のいいところだな―、と思う。

ということで、次回の肉まんくんと太一の活躍に期待。
いや、もしかしたら机くんが再びカギを握るのか?

ホント、面白いなぁ―。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 革命機ヴァルヴレイヴ 第4話... | トップ | 翠星のガルガンティア 第5話 ... »

ちはや」カテゴリの最新記事