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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ぼくたちは勉強ができない 第153話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編③』 感想: あー、こちらはガチで恋愛ゲームを演じているのか!

2020-03-30 14:37:05 | ぼく勉
うん、さすがはゲーム好きの理珠さん。

恋愛ゲームとして、自覚の上で、成幸を落としに来たのか。

むしろ、マルチストーリー展開の第1段として、理珠ルート自体を、マジでゲームのルートの一つのように位置づけたということか。

これ、実は、結構、作者、狡猾だよね?

だって、思い切りメタ語りでくるのだもの。

いやだってさ、読む方はすでに、うるかエンドという、それなりに「純愛」っぽいルートを経験済みなわけじゃない?

で、そのうるかルートに続く理珠ルートは、普通に考えたら蛇足というか、理珠ファン向けにゴリ押しした新ルートにしか感じられないじゃない。

それを、物語設定上、マジで、理珠と成幸は、これはきちんと恋愛に発展できるのでしょうか?というゲームの勝敗を掛けていわば戯れるわけだから。

つまり、そもそも理珠ルートが、ゲームの1ルートみたいなものなのを、まんま、作中で演ってしまうわけでしょ。

いやー、作者、いろいろと考えているなぁ。

やっぱり、ギャグというか、コメディを考える人たちは地頭がいい、ということなのかな。

このあたりは、結局、ただの自分の推しである四葉エンドを文字通りゴリ押しした春場ねぎとは大違い。

ということで、これもまた、まさに「恋愛ゲーム」のテンプレのような、孤島に残された二人、というクサイwシチュエーションが、理珠と成幸を襲う、という展開。

まぁ、最後は理珠と結ばれるというのが始めから確定している話だから、いかにそこに至る過程をラブコメらしく面白おかしく、でも感動的に描けるか、が作者の腕の見せ所になるはずだから。

そのあたりのさじ加減に、次回以降、注目、ということかな。

まぁ、となると、次に気になるのは、そのようなテンプレのルート展開という構図を、いつ今度は崩してくるか、だけど。

それは、最後の真冬先生にまで取っておくのかな?
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