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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

SPY×FAMILY 第25話 『接敵作戦』 感想

2022-12-25 12:34:13 | SPY×FAMILY
なるほど、一応、最終回だから、ラスボスのデズモンドを一応出しておこう、ということだったのね。

で、ロイドの策は、見事功を奏した、ってことでいいんだよね。

まかりなりにも、ダミアン経由でデズモンドとのファーストコンタクトを果たしたわけだから。

しかし、今回、思ったけど、この物語は、アクションよりも、こうした会話劇をしているときのほうが面白いんだな。

いや、もちろん、人によって好き好きはあると思うけど。

個人的には、デズモンドvsロイドの、腹のさぐりあいっぽい対話は、適度に緊張感があってよかった。

あと、そこにダミアンの心情も加味した対話がなされていて。

というか、この接敵の場での対話のために、「精神科医」というロイドの世をしのぶ仮の姿があったんだー、ってちょっと感心した。

まぁ、ロイドがうまくあの場で精神科医設定を活かした、というのが正解なんだろうけどね。

でもそれも含めて、今回の対話は秀逸だったと思う。

あれで、多少なりとも、デズモンドの人となりがわかったような気がするしw

なんだ、アーニャがダミアンを殴った意味、あったんじゃん!ってほくそ笑んでしまったw

しかし、これだと、アーニャがいないほうが面白いじゃん、ということにもなって、なかなかこの漫画もバランスが難しいよね。

スパイ劇をシリアスにやる場面があったほうが、単純にやっぱり見応えはあるから。

それにアーニャやヨルが絡んでくる話が好きなんだ、って思った。

そういう意味では、トバリとか、ヨル弟とかは、いらなかったなぁ、と。

あくまでもスパイ劇を柱にして、アクションなりコメディなりギャグなりをまぶす程度にしてほしいのだけど。

難しいのかね。

ここまでのところを見た限り、ディズニーランドみたいなお話で、スパイの話もアトラクションのひとつでしかないのが、ちょっとね。

あと、ヨルの暗殺者設定は、マジで要らなかったんじゃない?

暗殺者でいるなら、早い段階で、ロイドたちのスパイ活動との関わりを匂わすものにすべきだったと思うのだけど、そういう描写はいまのところ皆無だからね。

人を殺めることだけが仕事、というのはやっぱりまずいよ。

しかも依頼で。

単にヨルの身体能力の高さを物語に使いたかったのなら、暗殺者なんて設定じゃなくても良かったと思うのだけどね。

そこが不満といえば不満。

アーニャは狂言回しとして一流なのは認めるけれど。


ということで、とりあえず1期は終わり。

でもあとに2期と映画が控えているというから、しばらくの間は楽しめそう。

ただこのままいくとコナン化しそうなのがちょっとねー、って思う。
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