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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

響け!ユーフォニアム3 第6話 『ゆらぎのディゾナンス』 感想: 真由の自信過剰な発言は何なのだろう?

2024-05-12 23:40:48 | 京アニ
うーん、さすがにちょっと、真由というキャラが、物語進行上、便利に作られすぎてない?

ただただ、久美子を中心に、低音パートを不穏にするためにだけにむりやり作られたキャラという気しかしない。

銀色のマイ楽器をもっているくらいだから実力者であることはわかるけど、それをそこまで誇示すべきものなのか?

まぁ、そういう意味では実は、この3期の高3編、例年恒例のイベントの消化が優先されてその間に何があったか、という描写がなさすぎといえばなさすぎといえる。

だって、府大会のオーディションってことは、もう数ヶ月が過ぎているということでしょ?

その間、久美子たちは真由と演奏という形でしか交流する機会がなかったようにもみえる。

そりゃ、放っておけばダラダラと時間だけが過ぎていくものだろうけど、それにしたって、これまでのあいだに何らかの形で真由と話すことが会っても良さそうなものだけど。

でも、きっと、こうして真由の性格に対する疑問を視聴者に抱かせたところで、真由の過去話をするのかもしれないけれど。。。

なんかね、今までの描写だと、本当に、ただ久美子のメンタルを削るためだけに無理やり登場させたトラブルメイカー担当の転校生にしか見えないんだよね。

だから、実はこれまでの物語と比べても、この3年生編は、とても物語の世界が狭くなっていると思う。

ていうか、事実上、久美子の挙動が全て、って感じになっている。

それもこれも、久美子が部長になった結果、彼女の行動が基本的にすべて、吹奏楽部の利益とシンクロしたものになってしまったから。

これは結構、息苦しい。

そのくせ、ユーフォの練習はあくまでも個人でやるわけで。

1年のときのような、事件が突然降ってくる、という感じが全くしない。

ていうか、部長という立場だから仕方ないのだけど、事件が起こるのを未然に防ぐことばかりに力が注がれている。

そういう吹奏楽部と一体化した久美子のカウンターのような存在が、自信過剰?の天然ちゃんにみえる真由ってことなるわけで。

なんか、本当に物語構造上の必要性から用意されたキャラであることがあからさますぎて萎えてくる。

麗奈も下手したら、高1のときよりも久美子に対して鈍感になっているように思えるし。

ていうか、麗奈、おまえ、もっと久美子の日常をかき乱す不安定要因だったじゃないか?

あの麗奈の役割も、今は真由に押し付けられている気がするんだよね。

というわけで、いい加減、真由をなんとかしてほしい。

久美子にしたって、先輩から譲ってもらった「響け!ユーフォニアム」という私的な曲まで、真由に開陳したくはないよね。

なんか、ちょっと物語がこじんまりとまとまりすぎて、見ていて息苦しいんだよ。
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