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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法科高校の劣等生 第27巻 急転編 感想

2018-11-16 20:55:11 | さすおに
すっかり禁書目録どうよう、ダラダラした展開が続いている劣等生。
今回は、きちんと物語を進めたのだろうか。
てか、いい加減、今度こそ、ちゃんとリーナ、動かしてねー、という期待を持ちつつ。

とりあえずは、スペース開けときます。














































いやー、もうちょっとこれ、どうするんだろうね。
ってくらい、何してるのか、わからなくなってきた。

まずは、一条。
吉祥寺とともにもはやネタキャラになってるわけだけど、
えーと、吉祥寺さ、一条を「戦略魔法師」にさせるのにかまけて、しかし、その「戦略魔法」のネタ元が、達也であることを隠匿しているのって、さすがに、友人としてどうよー、って思うぞ。

やった、これで俺も戦略級だぜ!司馬とならんだぜ!、司馬さん、見ていてください!ヒャッハー!ってなった一条に対して、

いや、ごめん、将輝、根本の魔法は司波達也からもらったんだ、でも、大丈夫、起動式は僕が書き上げたんだから!って力説して弁明する吉祥寺の姿が今から目に浮かぶw

なんか、もうすっかりベジータだな、一条w

それにしても、片手間で戦略魔法の基礎をつくりあげちゃう達也っても、もはやその頭脳の方が、スゲー!!!って感じだよね。

もうこのノリでさ、達也は、日本に戦略魔法師、あと、10人ぐらい作っちゃえばいいのに。
今回、同じくすっかり、光宣のカマセ役に成り下がった「十文字殿w」にも、ファランクスベースで、一個、戦略級魔法をあげればいいのに。

てか、次巻以降、実はその「達也の知人、みんな戦略魔法師化」ってのが、待ってるだと思うなw それでまた一条がいじけるというw

まぁ、リーナもすっかり達也の引き立て役でしかなくなったしなぁ。

てかさー、光宣が、巳焼島に送ったパラサイトを通じて、実は魔法を遠隔操作していた、ってのがあったけど、そこまで読むと、今回、達也が一条に戦略魔法を与えたところとか、マジで、やってること、光宣と同じだよね。
達也が、一条を遠隔操作している。
てか、達也の手のひらの上で、一条と吉祥寺が、すっかり踊らされている。

いやー、作者も、ホント、人が悪いよねーw

まぁ、光宣がある意味で「規格外」であることはいいんだけど、達也の「目」も含めて、もはや日本海から太平洋まで、達也も光宣も、ともに一望におさめてしまっているのが、どんだけ目がいいんだ!って思うとともに、それじゃ、もう、話のスケールがでかくなったのかどうかすらわからなくなってしまって、ちょっと呆れる。

だって、日本海で起こった侵略も、太平洋の島で起こった襲撃も、瞬時に、それこそ量子もつれのように、わかってしまうのだから。それなら、もう軍隊の諜報部とか、偵察衛星とかいらないじゃん!ってなるから、今後、ますます魔装大隊あたりも、空気になっていくんだろうなぁ。

ただ、達也も言ってたとおり、知覚は距離に拘わらずできるが、しかし、テレポーテーションはできないので、物理的に時間をかけて移動するしかないわけで。

だから、日本海における達也の駒として、一条を使った、ってことだよね。
ある意味で、リーナは、太平洋側の駒だしw

まぁ、でも、最近見られる、この『魔法科高校~』のドラゴンボール化を思えば、そのうち、悟空が瞬間移動を会得してしまったように、達也もテレポーテーションが行えるようになるんだろうな。

要は、達也の情報体だけ転送して、転送先で「再生」を使って、自分の身体そのものを物理的に作り出せばいいわけでしょ?
それくらいのこと、最後にはやってのけそうだよな、達也なら。
なにしろ、今回、深雪の危機に間に合うことができなかったのだから。
絶対、次は、距離を超越する魔法を考えてくるはず。
まぁ、でも、単純に、量子テレポーテーションすればいいんだもんね。

こう見てくると、達也がずるいなー、と思ったのは、一条を戦略魔法師にして、その魔法の開発者を公式には吉祥寺にすることで、彼に集まる注目を分散化させてしまったところだよね。

このノリで、ホント、あと2,3人、新規の戦略魔法師とその開発者を作り上げてしまえば、そもそも司波達也だけを徴用しようという金星の計画も意味がなくなるし、そもそも戦略級魔法師の数が一気に増えれば、世界の軍事バランスがそもそも崩れてしまうわけでしょ?

これ、きっと、そうやって、作者の願望としての日米同盟からの離脱、とかやりたいんだろうな。というか、日米の軍事力が逆転して、米軍に対して居丈高に振る舞う達也とかを描きたいんだろうなぁ、とか。

それにしても、パラサイト、便利に使われるようになっちゃったな。
来訪者編のときは、正直、伝奇モノ的でワクワクしたのに、再登場したら、完全に便利ツールでしかないもんね。
てか、レイモンドとかなんで意識が残ってんだよ?と。

ということで、なんか、もうホント、この先、何したいんだろうw

もういっそのこと、達也が完全に攻勢に転じて、世界征服をして、自分に降りかかる火の粉をもとから払いのける、ってことくらいしてくれないかなぁw

ともあれ、最後の水波のところは、やっぱそう来ますか?って感じ。
実際、深雪も疑問に思っているように、水波と光宣があそこまで相思相愛状態になることの理由が不鮮明なんだよな。
調整体どうし惹かれ合う、という理由なら、まぁわからなくはないけど、それって、本質的にパラサイトと変わらないよね。
そうなると、最終的には、深雪自身の調整体問題に行き着くのかなぁ。

ホント、もはや全編、ネタとしてしか読めなくなってきたw

次は、上下巻らしいけど、来年の春くらいかなー。
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