BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

虚構推理 第11話 『最後の虚構』 感想

2020-03-22 15:46:09 | 虚構推理
ダメだ、やっぱり、ネット議論(議会?)、全然、盛り上がらない。

琴子も紗季もただ、車に乗っているだけだし。

その外で、鋼人七瀬と九郎がひたすら殴り合いをしているだけだし。。。

というか、あんなにスプラッタを繰り返しているところを、琴子はさておき、紗季が平然と見ているのはねー。。。

さすがに緊張感に欠けるというか。

ボンネットに血みどろの九郎が叩きつけられたら、さすがに、そこはちゃんと怯えようよ。

で、こうした九郎の頑張りの描写に水を指すのが、掲示板にPCやスマフォを使って書き込みをしているモブをわざわざ描いているところ。

ああいうのは、描くにしても、もっとカット割りを増やした一枚絵でいいくらいでしょ。

一人ひとり、描くのではなく。

いや、その方が描く方は楽だから、ということだとは思うけどw

単に原作が、こうした運動主体のアニメにおよそ合っていないことを抜かしても、今回は演出がしょぼすぎ。

これ、シャフトが作ってたら、どんなふうにしたかなぁ。

シャフトの『化物語』シリーズの映像って、しばしばどうでもいい細部のカットが入って、それらに対して賛否両論を引き起こすことは多いけど。

でも、この『虚構推理』のボケボケぶりの演出を見るだに、小説、それも「見えないものを想像させる」ことで読者に怖気を感じさせる類の推理小説や怪奇小説の類いについては、そのテキストがもたらす「うゎ、怖っ!」って心象の方を、絵的には、なにか具体的な対象で比喩的に描くのが、やっぱり定石なんだな、と思ってきた。

『虚構推理』の場合、書いてあることをただ絵にしているだけでしかなくて、だから、その分、間抜けに見えてしまうところは多くて、ミステリー要素もホラー要素も、綺麗サッパリ消えてしまう。

これじゃあ、やっぱりダメでしょう。。。
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