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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

PSYCHO-PASS サイコパス 第22話 『完璧な世界』

2013-03-22 22:57:36 | サイコパス
あれ、これ、もしかして打ち切りEND?
そう思わせるくらい、捻りのない終わり方だった。

というか、またもやノイタミナ病発症。

風呂敷を広げるだけ広げておいて、恐ろしく陳腐にまとめてくる。
フジのドラマのパタンと全く同じ。
なんだかなー。
ブッチーにとってもこんな終わり方でよかったのかね?

シビラシステムは結局温存。
それは、世界において遵法こそが正義であるから。
少なくともアカネにとってはそうだった。

で、その煽りで、マキシマはあっけないくらいだらしなく退場。
シビラの仕掛けを知ってしまった以上、どう考えても、失踪したコウカミは第二のマキシマになるに違いない。
で、執行官としてのコウカミの後釜がギノ。

なんじゃ、こりゃ?
単なるグルグル回りじゃないか。つまらん。

『踊る大捜査線』的な警察ものの安定感、というか、警察官たるもの遵法精神から動かなければいけない、という縛りが強すぎたんだろうな、きっと。

なので、最善ではないが最悪でもない現体制であるシビラシステムを温存する方を選択する。もちろん、アカネはシビラに最後っ屁はしてるわけだけど。。。

・・・ということで、なんとも締まらない幕切れ。

しかし、このノイタミナ枠の尻切れトンボっぷりにはいい加減呆れる。
同じ時期にやってた『ROBOTICS;NOTES』もなんだこれ?って感じで終わったし。
(こちらは、シュタゲのことがあったから、なおのこと、失敗作としてしか見れない)。

『東のエデン』や『ギルクラ』では、アメリカを思しきものを登場させると革命だ!と叫ばせていたのに、今回の『サイコパス』のように警察を舞台にして自国の官僚機構を敵にすると、そのシステムを崩壊させる方向など全くなしにして現行の体制を維持する方向で話をまとめる。。。 

別に首尾一貫しろとはいわないけど、これはさすがにどうなのかなー、とは思う。

ブッチー的ノワールを期待していたものとしては、どこを見ても中途半端な幕引きでしかなく、残念。

もうこうなったら、カガリを主人公にしたスピンオフでもやらないとダメだろ!ってマジで思うよw

ていうか、シビラは放置したまま、マキシマにこんなにだらしない終わり方を与えるのなら、分割2クールにして、最初の1クールで、いわゆる近未来における捕物帳を普通にやっておいて、一拍おいて、2クール目でシビラとマキシマの話に絞ればよかったのに。それなら、同じストーリー展開でも、多分、ここまでの打ち切りエンド感はなかったろうに。

なんか、いろいろと残念な話だった。
もっとも、途中で、ちょっとだけでも期待した自分がバカだったんだろうな。。。
ノイタミナは見るだけ無駄、ってくらいの底値安定ぐらいの気持ちで臨んでおくぐらいがちょうどいいんだろうね。

しかし、ブッチー、こんな終わり方で良かったんだろうか。
そっちの方が気になるよ。
そう考えると、ノイタミナって、外部の協力者をことごとく消費して終わるなぁ。
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