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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第86話『シスターズウォー エキシビションマッチ』 感想

2019-05-22 11:06:20 | 五等分の花嫁
アハハ、いやー、そう来ましたかー!!!、というのが今回の第一声w
いやー、作者も、いろいろとねじ込んでくるねー
まぁ、今回の修学旅行の「種明かし回」ってことなんだけど。
面白いったらありゃしない!

まずは、第一に、冒頭の、三玖のはぐらかしw
前回までの展開だと、三玖はもう姉妹の手助けなしではなんにもできない子だとばかり思っていたのだけど、「(フータローではなく)家族のみんなが好き!」という「はぐらかし」ですっかり主導権を取り戻してしまったw

いやー、これで、一応、三玖エンドの可能性も残ってしまった。
むしろ、正妻ポジションとも言える。
すごいなー、この逆転劇w

冒頭の二乃の「ええっ!?」というのが、もう読者の声を代弁していてw
てか、二乃は、もうすっかり読者代表だな。
愛らしくってたまらないw

もっとも、それくらい、この姉妹にとっては、家族の関係が大事、ということだよね。

で、三玖がここで「姉妹」ではなく「家族」と言っているのは、母親の零奈を必ずカウントしているからだよね。母娘の関係を想起することで、常に、五つ子が、もともとは「ひとり」で、それが分身したものだ、という意識がとても高いということで。

いまさらながら、『五等分の花嫁』って、よくできたタイトルだなぁ、と思った。常に物語が戻るべき場所になっているよね、「五等分」という言葉が。

で、「はぐらかし」の二番目は、京都編のジョーカー役だった一花ね。
彼女の、「全部嘘だよ」という言葉。
これは、どういう意味なんだろう?

直接的には、フータローの謝罪に対して悪態をついたことの全部が嘘、冗談!ってことなんだけど、背景に今まで一花がフータローと過ごした場面がおーばーラップしてくると、やっぱり意味合いが異なるよね。

三玖の手前、完全に身を引く、という意味なのか?
それとも、今までの自分の言動は全て忘れてもらうためのリセットスイッチなのか?

前者なら、フータロー争奪戦から離脱、ということになる。
後者なら、一花としては、東京に戻ってから語ることは「本当のこと」だよ、本当のことしか言わないよ、という宣言なのかもしれない。
彼女からすれば、フータローの信用回復が最優先で、その上で長女としての振る舞いをやはり心がけたい、ということで。

もっとも、三玖が、予想に反して、戦線にとどまることがはっきりしたので、むしろ、この京都編をもって、一花、二乃、三玖の三人が、横並び一直線上でフータローを追いかける、ということなのかもしれない。

ただ、その一方で、なんかこの三人については、彼女たちの中で、それぞれ、フータローに対する思いは、ちょっと決着がついてしまったようにも思えて。
小康状態というか、均衡状態というか。
なんというか、三人とも、いい友達、というポジションに落ち着いてしまった気がするんだよね。
特に一花。

で、この先、どうするのかなぁ?と思っていたら、最後の最後で、満を持してラスボス登場ですよw
四葉降臨!

もっとも、もはや消去法で、「本当の零奈」が四葉であることはわかっていたけどね。
となると、四葉が、最終的な花嫁なのか?ということになるのだけど。
なんかもうこれで決定な気もする。

実は作中で、一番最初にフータローに「好き」と言ったのも四葉だし、クリームがついているから、という理由で、フータローの頬にキスをしたのも四葉が最初なんだよね。
そもそも、フータローのことを最初から「上杉さん」と呼んで知っていたのも四葉だし。

そうなると、あの民宿編の最後に駆け寄ってきた(ニセ?)五月によるフータローとのキスも四葉だと思いたくなる。
本当は、五月の参戦を期待したいところなのけどね。
あのキスをした五月にしても、他の子の変装と思わせておいて、実は本物でした、という方がお話的には面白いのだけど。

でもなー。
さすがに、五月の性格を考えると、あそこでキスをしておいて、その後、零奈のフリをして何食わぬ顔でフータローに会う、というのは、さすがに無理なように思えるのだけど。

となると、ほぼ、四葉の一択だよね。

大番狂わせがあるとしたら、あのフータローとキスをした五月は、一花の変装だったというもので、今回の「全部嘘」発言も、それを含めたものなのかもしれない。
ついでにいえば、「昔、フータローと会っていた」という事実も「嘘」として片付けることで、事実はどうあれ、フータローからすれば、一花との出会いは、5年前の京都ではなく高校生の時、ということになって、そうなると、花嫁候補にも残ることになる。

うーん、どちらかといえば、こちらのための「全部嘘」かなぁ。

ともあれ、ようやく次回から四葉回、そして多分、五月回が始まる。
ということは、ほんとに終盤突入なんだろうな。

そうそう、すっかりスルーされていた盗撮の件は、フータローの差金だったw
うん、このアルバムはいいよ。
ただ、フータローはフータローで勘がいいから、このアルバムをまとめる過程で、いろいろと状況を把握しているのだろうな。

というか、四葉が本当の零奈であることも、きっと、気付いているよね。

ということで、次回、どこから始まるのか。

とりあえず、京都編の結果、五つ子の間で再び戦争が起こることはなくなったので、この先、何を持って競い合うかだよね。

それにしても、フータローは「6年ぶりの京都」といい、五月は「5年前」と言っているけど、これは誤植じゃないよね。
となると、この1年のズレは何なんだろう?
どちらかの記憶違い?
それとも、5年前の四葉のさらに1年前にフータローは五つ子の誰かと遭遇しているということ?
当時、五つ子が京都に住んでいたりしたのか?
でも、もしも5年前と6年前の2回、会っているのだとしたら、四葉のさらに1年前に会っているのは、ここまでの話の流れからすると、五月しかいない、ってことになるのでは?
少なくとも四葉の次にあった一花はべつ、ということになるけど。。。

あれ?もしかしてそこから違う?
五月があったフータローに、夜、七並べをしたのが一花ということ?
そうなると、五月がフータローと写った写真を落としたのに、なんで五月ちゃんがこれをもっているの?という反応を示さなかったのも、説明がつくことになるが。

うーん、どうなるんだ?


ともあれ、この作品は、マンガなのに「語り」のマジックも使ってくるから面白いな。
その上、画力もあるのだから。

ホント、二期は、手塚プロじゃなくてシャフトで頼みますよ!
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