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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

無能なナナ 第13話 『リバイバル』 感想: なるほど、これは「必殺仕事人」と見せて、その実「プリズン・ブレイク」だったんだ!

2020-12-28 00:40:58 | 無能なナナ
なんと、まさかのミチルのデッドエンド。

しかも、瀕死のナナを能力で救った上での死。

死に顔が満足そうなのが、またなんとも言えず。

にしても、ここで終わりってそれはないなぁ。

ここのところ、すっかり初期の必殺仕事人・ナナが消えて、なんかダラダラすすめてるなぁ、と思っていたけど、

これは、要するに、ナナが亡きミチルの意志に応える形で「ナナしゃんはいい人です!」ってミチルの言葉を現実にしていく話になるのかな?

ナナが自力で更生していくという話なのか。

しかし、そう思うと、この物語って、一種の「プリズン・ブレイク」なのね。

この島自体が、一種の監獄なわけで、その監獄にスパイかつ仕事人として送られたのがナナだったわけだけど、いつの間にか、ナナ自身が囚人たちが囚人として扱われる理不尽さに気がついていく、という話。

で、その最後のひと押しになったのが、なかば盲目的にナナを気にかけてきたミチルの死だった、ってことか。

いやー、盛り上げるね。

でもまぁ、まだ完全に死んだわけではないんだよね?ね?

とにかく、ここから先は、ナナがどのように彼女の心を縛った鶴岡の手から脱出するか、という話になるのだろうな。

だから、ナナにとっても「プリズン・ブレイク」なわけで。

そうなると、センパイの存在も大きいし、多分、実年齢的には2回りくらい上のキョウヤの存在も大きい。

あるタイミングで、ナナ、センパイ、キョウヤの敵が鶴岡になって、打倒鶴岡で共闘していく展開かな。

やっぱり面白いじゃんw

しかし、ここで終わりかぁ。

これは、続きが気になる場合は、原作に手を出すしかないってことか?


それにしても、ノーマークだった「ナナ」がここまで引っ張るとは思わなかったw

ミステリー?的にはいろいろと穴だらけの杜撰な展開のように思えるけど、そのおままごとのような稚拙な事件の探偵劇?を通じて、ナナやセンパイ、キョウヤのそれぞれの思惑が少しずつあぶり出されていくところがいい。

ウソで固めた人生は、そのウソを剥ぎ取っていく過程が面白い。

まさか、あの第1話からこんなところにたどり着くとは思わなかった。

素直にビックリ! 面白かった!
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