BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

彼女、お借りします 第7話 『仮カノと彼女』 感想

2020-08-22 18:47:39 | かのかり
いやー、これ、さすがに駆け足すぎだろ?

和也じゃなくても、なんでルカちゃんが和也に突然ラブ!状態になったのか、全然わからないよね。

まぁ、原作でも、正直、ルカちゃんの不整脈もちっていう設定はイマイチ、よくわからないんだけど。

レンカノの事情を知っていながら、しかし、和也にゾッコンになる、というウルトラ・アクロバティックな状況を作り出すためのほとんど言い訳じみた設定だから、まぁ、わからなくてもいいのだけどね。

そういう意味では、アニメでは、これくらい「勢いだけの変な娘」扱いで処理しちゃってもいいのかもしれない。

要するに、ルカにはルカの事情があって、その事情から和也のことを「運命の人」と勝手に思って(誤認?して)しまい、そこからストーカーまがいの熱烈アタックをするJK、っていうので、まぁ、間違いはない。

あとで、マミが、ルカのことを「メンヘラ少女」と吐き捨てるように名指すわけだけど、間違ってはいないw


ともあれ、これで、突然、和也と千鶴の関係が、ルカの乱入によって、よくわからない三角関係もどきになっていく。

もっとも、この時点では、和也はまだ千鶴に本気で恋してしまった?くらいの状態だし、千鶴に至ってはまだまだただのレンカノの意識。

もっとも、千鶴の場合は、海で溺れそうになったところを救ってもらったことと、そのときに、人工呼吸とはいえ和也にキスしてしまった事実に、自分自身ドキドキしてしまっているのも確かで、ここから、多分、少しずつ和也のことを意識していくことになる・・・はず。

で、その熱を帯び始めた?くらいの千鶴の意識を無理やり和也に向けさせるために出てきたのが、自称・千鶴の恋のライバルのルカちゃんだってこと。

なので、ルカちゃんは、登場した時点で、もうこれ完全に当て馬だよね、という位置づけ。

ルカちゃんがいい娘なのは間違いないのだけど、問題は、和也に運命を感じちゃっているところから、一切恋の駆け引きがないところね。

というか、この物語には、恋の駆け引きをする人がいないのが問題と思えるくらい、みんな真っ直ぐか、冷徹か、腹黒いからw

あ、でも、海くんは、駆け引きしようとしていたかw


ということで、とにかくようやくルカちゃんが登場して、次回以降、少しはラブコメらしく見れるようにはなる、って感じかなぁ。

とはいえ、もう少しだけ、和也の本質が「いい奴」であることを描いてあゲテもいいのだと思うのだけど、でもまぁ、墨ちゃんまでなんとか登場させようとすると、駆け足で話を進めるしかないのだろうな。

その意味では、やっぱり、このアニメ化は失敗だよね。

あ、でも原作が売れているから、販促アニメとしては正解だった、ということか。

しかし、そんなんでほんといいのかね?

ちなみに、原作は確かに悪くない。

でも、これよりも『五等分の花嫁』のほうがはるかに売れた、という事実が、いろいろな意味で、ラブコメに対する現在の読者需要を表しているのだとは思う。

まぁ、『ごとよめ』は、終わってみれば、ただの駄作だったわけだけど。

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とある科学の超電磁砲T 第20話 『Ha det bra』感想: ああそうか、一週間後にはもう「フレ/ンダ」されちゃった後だったのか……

2020-08-22 01:18:45 | 超電磁砲/禁書目録
不思議なタイトルだと思ったら、“Ha det bra”って、ノルウェー語で“Good by”、つまり「さよなら」って意味だったんだ。

フレンダのノルウェー出身説を裏付けるようなタイトル。

で、誰にさよならか?といえば、「さよなら、フレンダ」だったのね。

あるいは、フレンダからみたら「さよなら、涙子」ってことなんだろうけど。

あ、でも、フレンダも佐天さんも、名前知らなかったんだっけ?

いや、でもSNSのアドレスは交換したから、知ってはいたのかな?

どちらにせよ、とにかく、今回の「フレンダvs猟虎」戦のあとの一週間の間に、フレンダは麦野に殺されてしまっていたわけか。。。

で、佐天さん視点からすると、あの爆発騒ぎの中でフレンダは殺されてしまったんだな、って思って、納得したってことか。

都合の良い解釈だけど、でも主観的にはそれで物語が一応完結してしまうのは、すごいな。


それにしても、なんで、そんなギリギリのところで、フレンダは、佐天さんとこんな厄介ごとに関わってしまったんだよ?って思うしかないよね。

てか、そもそもこのフレンダと猟虎の戦いって必要だったの?・・・って思ったけど、でも、この戦闘で負傷していたところを、フレンダは猟虎の所属するスクールに拉致されて、その際、アイテムのアジトの情報とか流してしまい、その事実を知った麦野に、仲間を売った、裏切りのかどで粛清された、ということか。

仲間思いのフレンダがそうそう簡単に仲間のことを話すとは思えないのだけど、スクールには心理定規もいるから、そちらの力で無理やりはかされたんだろうな。

それでも、情報源はフレンダになるから、麦野としては無視できなかったってことなんだよな。

にしても、フレンダを退場させるのって、ホント、もったいなかったよなぁ。


そういう意味では、禁書目録にあった、どうしてフレンダはアイテムの情報をスクールに流したのか?という疑問に答えるためのエピソードでもあったのか、今回の、VS猟虎戦の話は。

そうして『超電磁砲』の方で『禁書目録』のエピソードの抜けたところをうまく補完しったこと。

なるほどねー。

にしても、フレンダが死ぬ事件の発端に佐天さんがいた、ってのはなぁ。

これ、もう佐天さん、トラブルメーカーホイホイどころか、完全にトリックスターじゃない。

佐天さんあるところ、学園都市を揺るがす大事件が寄ってくる、という感じで。

これはこれで、もしかしたらアレイスターに愛された存在、って言ってもいいんじゃない?

むしろ、可愛そうなのはフレンダだよな。

いくらサバ缶好きだとはいえ、そのサバ缶つながりでたまたま知り合った佐天さんが、たまたま生じた「ピンセット」情報の入ったインディアンポーカーのカードを保持しているかもしれない、という理由でスクールにつかまったところを、一宿一飯の縁ではないけれど、サバ缶の恩義を感じて助けた結果、最終的には死んでしまうのだから。

ものすごい「事件の連鎖」っぷりだけど、まぁ、そういうこともあるのか。。。

しかし、ここまでガッツリ暗部の話を持ち込んでくるのなら、もうちょっとスクールとかアイテムといった暗部組織の抗争の実態について描いてほしかったって思うかな。

暗部の話って、なんかちょこちょこ小出しにされて描かれているので、今ひとつ、なにが起こっているのか、わかりにくいんだよね。

でも、こんな形で『超電磁砲』の方で扱うのなら、基本情報はやっぱりほしい。

まぁ、学園都市における事件という点では、ジャッジメントやアンチスキルが活躍する場合が多いから、そうなるとむしろ暗部組織の暗躍は絡んできて当然、ってことなのか。

ともかく、フレンダはキャラとして惜しいことをしたなぁ。

麦野と絹旗じゃ、アイテムって、ちょっと息が詰まるんだよなぁ。

そういう意味で、飄々としたキャラのフレンダはムードメーカーとしても良かったんだけどね。

あ、そうそう、途中、一瞬だけど、姫神が出てきて笑ったw


ともあれ、次回、ようやくドッペルゲンガーか。

いよいよドリームランカー編の本番が開始かな。


あ、そうだ、猟虎がボッチをこじらせて、完全にフレンダ・ラブのヤンデレになっていたのにはドン引きした、

なんていうか、フレンダにしても猟虎にしても、その顛末を考えると、今回、笑っていいのか、沈んだほうがいいのか、アップダウンが激しくて困った。

そういう意味では、不思議な、悪夢のような話だったよ。

後味の悪さったらない。

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