BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔王学院の不適合者 第8話『二人の決勝戦』 感想

2020-08-23 02:11:53 | 魔王学院
ようやく、一瞬だけどラスボス、アボス・ディルヘビア、登場ってことでいいんだよね?

で、この偽魔王のアボス、結構周到に、アノス様の元部下や取り巻きを洗脳していて、姑息だなぁ、と思ってしまった。

だって、今回のメルヘイスにしても、結局、アボスに操られていて、その上で、レイにアノスを倒すように命じたわけでしょ。

てか、正確には、レイに倒されることで、メルヘイスの無限なんちゃら空間にアノスを閉じ込めるため、だよね?

なんていうか、いちいちやることが姑息で、本来ならムカつくところだけど、しかし、アノスがそんな奸計なんかお構いなしに無双してしまうから、むしろ、メルヘイスとか、ほとんど出落ちのような扱いをされてしまうのだから不憫だよねw


まぁ、でも、結局、レイも、レイの母も、救ってしまうのだから、そりゃ、アノスさま!って敬愛したくもなるわな。

これでレイもアノスの従者的な存在になるってことでいいのかな?


にしても、レイの母の復活が、精霊の存在を支える伝承として、剣の話に行き着いたのは、さすがにご都合主義にすぎると思ったけどね。

まぁ、そこが「なろう」ってことでいいんだろうけど。

そして、そんな理不尽な「なろう」のスカスカのトーンを描くのに、ホント、シルリンの画風って合ってるなぁ、とまた思ってしまったw

ぜんぜん、リアリズムのない、いい意味で紙芝居のような平坦な絵で描くほうが、そうした無双感が十全に伝わるという不思議さ。

『防振り』や『はむふら』とまったく同じ画風だからこそ、大量生産品、という気がしてむしろ、細かいことが気にならなくなるからすごいw

ついで、無駄にもったいぶった決め台詞もねw

ということで、アノスの無双のおかげでどんどんサクサク進むのが、かえって心地よく思えてくるから不思議w

あ、そうそう、最後の女子がサーシャって気づくのには少しかかったw

いかにキャラが記号として書かれているか、そして扱われているか、逆にわかってしまって、思わず苦笑w

ということで、アノス、はやくアボスの正体に迫らないかな。

せっかく今回それらしき姿にまでたどり着けたのだから、この勢いでサクサクとラスボスにも遭遇してほしいw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 第19話『覚醒』感想: いよいよキリト無双へ。しかし、それ以上に気になるアンダーワールドにおける「魂」の扱い。

2020-08-23 01:50:16 | SAO/AW
ようやくキリトが復活。

で、無双!というにはちょっともたもたしたけど、なんとかユージオの力も借りて、プーを一蹴。

で、プーはこのままアンダーワールドの中で木として存在することになって、とりあえず封印w

で、プーを一蹴する過程で、ついでに、あれこれアンダーワールドの中でのチート能力を取り戻して、プーが集めてきた有象無象のプレイヤーたちはみなログアウトさせてしまった。

で、その上で、再会したアスナをお姫様抱っこして、そのまま飛びあがってw、アリスのもとに飛翔していったw


・・・って、なんかもう、さすがに主人公補正が効きすぎていて苦笑するしなかいw

いやまぁ、これがキリトなんだけどね。

で、危機一髪のアリスのところになんとかたどり着いて、皇帝ベクタ改めガブリエル・ミラーの前に仁王立ち!

次回は、ついに、二人の決戦が始まる!ってところで今回は終わり。

いやー、王道だねぇ。

アリスも復活したキリトの姿に思わず涙しているし。

てか、アスナよりもアリスのほうが、マジピンチ!ってときにキリトがさっそうと駆けつけてくれたのだから、喜びひとしお!だよねw

で、この後の展開はシンプルで、ガブリエルを倒して、アリスを連れて、リアルワールドに帰還すること。

もちろん、実際にはそんな簡単なことではないわけだけどw


とはいえ、今回、やっぱりなぁ、と思ったのは、前回同様、ユウキとユージオが守護霊のような形で、アスナとキリトの横に立ったこと。

これ、前回の感想でも書いたことだけど、やっぱりこのアンダーワールドの世界では、フラクトライトは、人間、というかヒトガタの形象をとる以外にも様々な姿を取ることができる、ということだよね。

ユージオは、青薔薇の剣の中に、いわば魂としてのフラクトライトが封印されていた形で、それが何らかの刺激をもとに解放された、ということ。

裏返すと、フラクトライトそのものまで消失してしまったわけではなく、どうやらアンダーワールドのサーバーの中で情報としてはストアされたままであるということ。

似たような形で、ユウキの記憶も何からも形でサーバー上に残っていて、それがその記憶へのアクセス権を持つ人、すなわち、ユウキのことをずっと強くおぼえていようと思っている人のもとには、その姿を表すことができるということ。

それは、前々回のユナや、前回のサチの記憶の登場によって、システム上は可能であることが明らかになってきたように思える。

というか、多分、SAOのシステムを作った茅場晶彦は、そこまで見越して「脳を焼き切る」ことで死をもたらすってことをやりたかったのだろうね。

そういう意味では、茅場の師である重村教授の研究室に集まった学生たちは、みな、何らかの形で、SAOシステム、そして未来のブレイン・バーストシステムの基礎となる理論を作っていたということなんだろうな。

そうすると、ボトムアップ型AIのアリスだけでなく、トップダウン型のユイや、あるいは、SAOプログレッシブに出てくるキズメルのようなNPCにも、フラクトライトに準じた「魂」を想定することができる、ということになるのだろうな。

いや、だって、そうじゃないと、今回、プーの魂が、アンダーワールドの中のオブジェクトの一つである「木」に閉じ込められる、なんてこともできなくなるから。

でも、プーがああいう形で封印されたのって、アドミニストレータによってユージオが剣に変えられたのと同じ理屈からだよね。

つまり、今回、キリトは、アドミニストレータと同じ力をふるった、ということ。

うん、なんか、やっぱり、このWoUの映像を通じて、SAOの世界の仕組みがクリアになってきたように思える。

そもそもアンダーワールドにおけるキリトやアスナの姿にしても、リアルワールドにいるキリトやアスナの本体の中にある脳のもう一つの姿、ってことなわけだから。

今やってる『デカダンス』のカブラギみたいに、2つの世界の姿や世界のトーンがまったく異なっていれば、その違いを意識することもできるけど、でも、SAOのように、リアルワールドもアンダーワールドも同じ姿をしていると、あの姿がアバターだ、ってこと忘れちゃうよね。

そういう意味では、直葉とリーファのペアを常に意識しろ、ってことで。


まぁ、このSAO世界の仕組みについては、またおいおい書いていくとして。

次回がWoUの山場だね。

しかし、よくできているなぁ、と思ったのは、緊急加速させたから、ログインしていたプレイヤーは強制ログアウトされる、という設定。

その結果、キリトがあとに残してきたクラインやリズ、シリカやエギル、あるいはスリーピング・ナイツといった面々は、みないつのまにかログアウトして、アンダーワールドからは消えてしまう、ということ。

むしろ、その結果、残されたロニエたちがどんな思いでクラインたちの消失を捉えたのか、ちょっと気になる。

あわせて、キリトの復活のためにログインして四肢欠損の痛みまで受けていたシノンとリーファも強制ログアウトされるということ。

いやー、ホント、シノンとリーファの扱い、ひどすぎない?って思うよ。

作者は鬼だね、鬼畜だねw

要はラスボスのガブリエルと、それに対峙するキリト、そしてその二人の対決を見守るアスナとアリスの4人の世界に物語を縮小させてもオーケーな構図になってしまったw

いや、マジで、一瞬でもいいから、シノンとリーファの狼狽ぶりを描いてほしいのだけどw

マジで作者、ひどいっす!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする