BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

西尾維新 『宵物語』 感想

2018-06-23 00:14:39 | 西尾維新
モンスターシーズン第2弾!
もはや、終わらないコンテント、と化してしまったこのシリーズは一体どこまで行くのか?
表紙からすると、なんだか、八九神!の活躍があるようにもみえるけど・・・

ということで、とりあえず、スペース、空けときます。




















































しかし、ほんとに、これ、いつまで続けるのだろう?
いや、刊行予定はすでに出ているから、あと4冊?だっけ?、出るのは確定しているわけで。
しかも、阿良々木くんの将来もすでに示されているから、
このモンスターシーズンで、大学生時代の阿良々木くんを取り上げることで、高校のときとは違う彼の姿を描いていくのだろうけどね。

にしても、ここに来て、日傘ちゃんなんてキャラ、神原の友人として本格投入してくるかね?
いや、これは面白くて言ってるんだけどね。
前のシーズンの時、扇ちゃんのような、トリックスター的ポジを取るんだろうけど。

で、そのうえで、幼女、少女、童女の三人組w
この三人は、やっぱり、キャラも立ってて性格もバランスよくて、適度に、阿良々木くんを足蹴にすることができるところがいいんだろうな。
作者にとっては、動かしやすいキャラだし、
読者にとっては、安心して会話のやり取りを楽しめるキャラ、ということで。

裏返すと、それだけで持ってるようなものだし。

で、肝心の物語の方はどうかというと、
流石に、少女の虐待ものは食傷気味かなぁ。
このネタ、なんども繰り返しているよね。
まぁ、羽川のケースとは異なる対応ができるのか、というのは、作中でも阿良々木くん自ら口にしていることだから、そういうものなんだな、と思うしかないといえばそうなのだけど。
にしても、多い気がするので、西尾維新は、この虐待系の「隠された悪」に対しては、なにか、抱えちゃってるのかなぁ、と思ってしまうくらい。

この一見するとミステリー風な始まりから、その「謎」の出自が怪異であることから、いわゆる「謎解き」は放棄されてしまう展開・・・も、しかし、いささか食傷気味かな。

もっとも、これだけシリーズが続いたら、マンネリ化するのは当然なんだけど。

その点でいったら、最後の撫子のところは、短編だけど、面白いし、今後の展開が気になる。
彼女は彼女で、阿良々木くんとは別口の、怪異ハンターになっていくんだろうなぁ。
で、そこに絡むのが斧乃木ちゃんだ、というのも不思議。

ということで、なんだかんだいって、この先も読んでしまうのだろうなぁ。

ちょっと今、時間がないので、今日のところはこれくらいで。

また、あとで書くかもしれない。

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