BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

【推しの子】 第146話 『役柄』 感想: そしてカミキヒカルの物語が始まる・・・?

2024-04-11 13:26:14 | 推しの子
うーん、難しい回だなぁ。

表面上は、カミキヒカルを演じたアクアがゲンナリしているところを、かなが恋心から救済した、っていうラブコメ定番ストーリーなのだけど、

最後にルビーの前にそのカミキヒカル本人が現れたところで終わると、

これはもう、ここからカミキヒカルの闇?の話が始まるようにしか見えない。

多分、次回、カミキが実父として?いろいろルビーに語りかけるのだろうけど、問題は、その発言をどこまで信じてよいものなのか?ということで。

この間の、ツクヨミ=カラスの発言と同じたぐいの「信用ならない語り手」のひとりになりそうで。

まぁ、この作品、登場人物が嘘つきばかりだから仕方ないのだけど。

アイからして稀代の嘘つきだったわけだし。

で、そこに本命の、いまのところ、諸悪の根源であるカミキヒカルが登場する。

嫌なのは、ここで彼が登場するということは、多分、彼には彼の事情があって今の状況がある、という説明であり弁明が、まずは語られるであろうということ。

で、それを中心に物語はある方向に旋回するであろう、ということ。

だいたい、今回の前半で描かれたカミキの様子って、客観的には可愛そうで不幸だが、多分主観的にはやばいやつ、という、ある意味、紋切り型の怪物としてえがかれているわけで。。。

でも本物のカミキはそんなんじゃない、ということになりそうなんだよなぁ。

その場合、語りかけられたルビーには、実は中の人として、せりながいて、ある意味、ルビーを半分演じているようなものであることが、どう影響してくるのか。

つまり、ルビーの判断とせりなの判断の相克が生じそうな気はするんだよね。。。

結構、正念場になってきた気がする。

ただきっと、カミキの事情は、より高位の、それこそ芸術神のあり方も絡んでくるようなものになるのだろうなぁ。。。

そこから、吾郎とせりなの転生の仕掛けにもつながっていきそうなのが怖い。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第145話 『子供たち』 感想2: なるほど「ツクヨミはアイの転生説」もあるのか?

2024-04-04 12:37:42 | 推しの子
この145話の最初の感想で、ツクヨミはカラスだったのか、って書いたけど、一部で、145話最後のツクヨミのセリフから、ツクヨミは、アイが転生した存在、というのを見かけて、なるほど、それもありか?と思った。

確かに、「アイは転生せずに死んだ」とアクアに告げたのはツクヨミ自身だから、その真偽はツクヨミにしか実のところ、わからないよね。

ツクヨミがウソをついてないと信じる以外に検証のしようがないのだから。

となると、アクアは、少なくともアイが転生している可能性を排除していないのだろうな、と思ったり。

ただ、アイが転生している、という可能性が生じたのはわかったとして、そこから、ツクヨミがアイの転生体だ、って結論にすぐ飛べるのかな?

だって、せりなにせよ、吾郎にせよ、二人が死んだときには、まだアイは出産を控えていて、吾郎の病院に入院していたよね?

しかも、その後、アイは出産してアクアとルビーを育てるわけだから、となると、やっぱり時間軸が合わなくなるのだけど。

なので、今のところありえる話としては、ツクヨミは、せりなと吾郎に助けられたカラス(に化身した神様?)で、彼・彼女は、せりなと吾郎が転生したことを(なにか特殊な経緯で)知っていて、彼らが赤ん坊の頃からずっと見続けてきた・・・だけの、アイではないなにか超常的な存在、というあたりなのではないかな。

もちろん、転生にあたって時系列は関係なく、未来で死んだアイが転生してカラス=ツクヨミになって過去に戻った、というのもありかもしれないけれど。

その場合は、死んだアイが、今際の際で神様?と遭遇して、そこで実はアクアとルビーが転生者であることを知らされて、生前の二人、すなわち吾郎とせりながどんな人物だったかを知るために過去に戻してもらった、という展開もあるかもしれないけれど。

ただ、その場合は、物語構造全体を自由に操れる、文字通り神様のような超越者の登場が待たれることになるけどね。

うーん。。。

もうひとつ、うがった見方として、ツクヨミ自身はただのカラスで、けれどもなぜか自分をアイであると誤認している、というケースもあるけれどw

もちろん、その場合も、そんなツクヨミに調整した超越者が必要になるけどね。。。

何にしても、この転生の秘密とか仕掛けとかにまで迫るとなると、この物語、結構ややこしいものになりそうだなぁ、とちょっと心配になってきた。

ただ、そもそも今やっている「映画製作」自体が、この物語の初期の出来事をなぞっていく、すなわちアクア目線で再解釈していく「メタ物語」な構造になっているので、そうした「転生=なりすまし」の秘密にまで触れるようになるのかもしれない。

少なくとも「転生の秘密に関わる重要事実」を「示唆」することは増えるのだろうね。

そういう意味では、この先、注意が必要だろうし、折に触れて、数話分戻ってまとめて読み直す必要もあるのかもなぁ。


・・・ってこれ、完全に単行本を買え、っていう原作者のメッセージにも思えるなw

ぼちぼち映画の撮影現場に爆弾が投下されるのだろうけどw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第145話 『子供たち』 感想: え、ツクヨミってカラスだったの?

2024-04-03 13:31:23 | 推しの子
となると、ツクヨミって、ホントに神様なのかな?

ちょっと心配になってきた。

要するに、病院時代に、吾郎とせりなに助けられたカラスが、その恩もあって、ずっと二人を見守ってきていて、その延長線上で、今まで二人のそばにいた、ってことだよね?

なので、これ、直接的に芸能の神様というよりも、その神様にお願いして人の姿を得た魔物?って位置づけじゃないの?

鶴の恩返し、ならぬ、烏の恩返し、だよね? これじゃ?

何がいいたいかというと、ツクヨミは神様の眷属?だから、ツクヨミとは別に、吾郎とせりなを転生させた芸能の神様がいるんじゃないか?ってこと。

それから、もしかしたら、カミキヒカルも、ツクヨミ同様、もとはカラスなり何らかの動物で、それが人に化けたものではないか、ということ。

まぁ、そうなってくると、そもそもアイも似たような存在なんじゃない?って疑問も浮かんでくるのだけど?

つまり、アイもアクアもルビーも、人の形をした人外もどき、みたいな存在。

なので、ずっと3人とも「周りの人を欺く」ような演技をし続けることになっている。

まぁ、吾郎とせりなは、もともと普通の人間だったわけだけど。

なんかそういう「神様の悪戯」でつくられた存在のような気がしてくるんだよね。

その結果が、ウソと演技がごっちゃになったような転生後の人生。

アイも実は転生者だけど、転生前の記憶が戻らなかっただけだったのかもしれないね。

もちろん、アイドルになって後、どこかで気付いたのかもしれないけれど。

とにかく、カミキヒカルとは、同族の匂いがしたからこそ近づいたんじゃないのかなぁ、と。

カミキヒカルが姫川の母親と付き合った?のも、彼の今の「身体」で子をなすことができるか、実験したかっただけなんじゃないのかな?

人外だけど、生殖機能があるかどうかの確認。

どうもそういう存在のような気がしてきた。

要するに、芸能の神がつくったヒトガタの「人形」ということ。

ツクヨミがカラスだったっていうのはそういうことを示唆しているように思えるのだよね。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第144話 『原作ファン』 感想: めんどくせぇなw 原作ファンw

2024-03-22 18:27:55 | 推しの子
全くだ、メルトの言う通りw

てかさ、やっぱり映画編になってルビー、めんどくさすぎでしょ?

まぁ、自分の母で、前世の自分の推しであったアイのことを演じながら、ゴロー=アクアへのリアルな愛情も投影されながらアクアの演じるカミキを演技で愛する役だから、そりゃ放っておいても、テンションバク上げに決まってるけどさ。

にしても、やばい、うざい。

そして、そういう前世込みで面倒な関係になってる分、ことばの端々にメタ発言が醸されているようにも思えて、読むのも面倒くさいw

で、次回は、とうとう当の芸能の神様が、その芸を披露してくれるということだけどw

どうなるかなぁ。

しかし、気になるのは、その神様が言っていた、「自分が神だって気づいていない神もいるだから」ってところ。

これ、誰のことを言ってるんだろう。

アイ? アクア? それともルビー?

あるいは、カミキ本人?

ともあれ、この神様の多さはいかにも日本の氏神たちって感じがするので、まぁ、なんでもありなんだろうけどね。

それにしても、気づいてない神って誰なんだろう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第143話 『全肯定オタク』 感想:アクアとルビーが前世バレしたのって、結構、ビミョーじゃない?

2024-03-14 19:08:28 | 推しの子
うーん、なんか、さりなと吾郎の関係で、ルビーとアクアが振る舞うのって、やっぱりなんかちょっと違うかなぁ。。。

これ、このまま二人きりのときはずっと、ルビーもアクアも中の人で対話していくようになるのかな?

さすがにちょっと気持ち悪いんですけど。

特に、弱音を吐くアクアとか、懺悔のための告白をするアクアとか。

いくら吾郎の気分で語っていたとしても。

やっぱり、これ、いつか破綻しそうな気がするんだけどなぁ。。。

まぁ、その前に物語が終わってしまえばそれまでなんだけどw

にしても、さりな化したルビーは、マジで引くくらい気持ち悪い。

これ、前世バレ、ギリギリまで粘っていたほうが良かったんじゃないかなぁ。

なんか見てられないw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第142話 『責任』 感想:誰を傷つけるか、自覚的でなければならない・・・

2024-03-01 12:23:43 | 推しの子
うーん、責任、ってそういうことか。

創作者は、必ずその言葉で誰かを必ず傷つけてしまう。

その業から逃れることはできないし、そのことを一時たりとも忘れてはならない。

常に自分が何をしているか、自覚していなくてはならない。

重たいなぁー。

でもそうなんだろうなぁ。

ただ気になったのは、これ男性漫画誌に掲載されているのに、そういう警告をするのが、どちらも女性漫画家だという事実。

なんか、男の創作者がダメダメなことを暗示しているような展開だな。

まぁ、女性漫画家のほうが一般的に、人間関係の綾に入り込んでいくとは言われるけれど。

もっといえば、男性漫画家のほうが潜在的加害者であることに無意識を決め込んでいる、ってことなんだろうね。

まぁ、たいていろくでもないのは男性漫画家だし、それ以上に男性編集者だったりするから、実際そうなんだろうな。。。


とまれ、そうして、アクアとルビーの実兄・実妹、しかも双子によるキスシーンは作られた。

で、あとは、次回?、本番に臨むわけだが。

そこで、せりなと五郎を出してくるのはなぁ。

ていうか、この、アクアとルビーの中の人の扱い、この先、どうするのだろう。。。

この転生の秘密をどう扱うのか。

そこでカミキとか、あの神様っ子が絡んでくるんだよね?

まぁ、マンガ的には、アクアとルビーのキスシーンに萌えるMEMちょの興奮ぶりだけで十分なんだろうけどw

MEMちょ、便利な子!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第141話 『連鎖』 感想:引き続きフリルが大女優過ぎて笑えるw

2024-02-22 13:52:07 | 推しの子
いやー、やっぱりこの映画編はフリル無双だなw

あれだけ、ねちっこく昭和の枕営業の惨状を表現した後で、いきなりの裸族(ただしニップレスあり)wで現れるのだから。

姫川、男扱いされていないw

ていうか、そもそも俳優にはそうした意味での羞恥心はいらないと、真面目にフリルは思っているのだろうな。

さすがは朝ドラ発の国民的女優w

ひとりだけすでにプロリーグで活躍している選手って感じ。

それに比べれば、かなとあかねの争いなんて、高校球児の争いくらいにしか見えない。

鏑木Pの意向としては、かなを大女優に羽ばたかせるための踏み台としてこの映画を使いたいみたいだから、かなはかなで、フリルを見ていろいろと考えるシーンが挟まれるようになるのだろうな。

今回だって、ほぼ裸族のフリルの言動に赤面してたしね。

で、そんなフリルでもドン引きするアクアとルビーの実の兄妹によるキスシーンw

普段は友だちでも、仕事になったら超客観的で辛辣なフリルをもってしても、これはどうよと思う流れってことで。

どうやら次回あたりにそのキスシーンが来そうだけど、どう考えてもルビーは満面の笑みで臨みそうだから怖いw

ということで、やっぱり、フリル、スゴイなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第140話 『正しいですか?』 感想: 女優・不知火フリルがやっぱり怖いw

2024-02-16 10:01:56 | 推しの子
いや、カミキヒカルが嘘つきなオドオドくんとして紹介される回なんだけどさ。

それでも、一瞬だけ出た愛梨役のフリルがやっぱり怖いよ。

トカゲ目をしたショタな小児性愛者の女優とか、それだけで十分サイコじゃん。

もちろん愛梨がそういう設定だったということになるのだけど、そのイメージを再現できてしまえるフリルの器用さが怖い。

たださ、カミキヒカルって、ほんとにこんなに殊勝な子だったのかね?

なんか子どもはイノセントな存在、という社会通念に囚われすぎた解釈に見えるのだけど、ほんとにアクアはカミキの足跡を辿ったのかね?

事前にもっていたカミキヒカルのイメージは逆で、むしろ彼が愛梨とアイをうまく誘導していった、という感じなのだけど。

アクアが辿ったであろう足跡にしても、いつか彼の子どもが辿るとわかっていて意図的にもともとは無垢な子だった、というように振る舞っていたんじゃないかな?と思ったり。

ただ、その場合は、アクアに随行したあかねがプロファイリングして気づきそうなものだけど。

だとすると、映画序盤で見せたカミキのイメージはそれこそ全部「嘘」で、これからアイがその嘘を暴いていく、という展開になるのかな?

あとは、一応この映画のスポンサーにカミキ自身が加わったので、彼がどこでどういう形で介入してくるのか。

あー、でもその初対面のときにまずはとにかくカミキをぶん殴るために用意されたのが、姫川というハーフブラザーだった、ってオチかな。

ともあれ、こうした映画の形で、アイの過去が明かされていく展開は、物語構成としては理解できるものの若干あざとい気はしているwので、そうした予想を覆すようなサプライズがそろそろ欲しいかなー。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第139話 『ルッキズム』 感想: 女優・不知火フリルが想像以上に怖い

2024-02-09 16:45:39 | 推しの子
うーん、タイトルがルッキズム、ってこともあるのだけど、姫川愛梨役のフリルの目が、半分本気そうに見えて怖い。

だって、フリルって、MEMちょを推しにするあたりに、素でも好みに尖ったところがあるじゃない。

その感覚をそのままルッキズムのよい男子であるカミキヒカルに向けるというのがねw

この映画、思ってた以上にフリルが活躍しそうだな。

それに比べて、中学生風のアクアに顔がほころぶしかないルビーがアホすぎてw

ちょっとこの緩急の使い方は、結構しんどいぞ。

次回、カミキヒカルを誘惑する姫川愛梨の手練手管が生々しそうで怖い。

しかし、カミキヒカル、こんなに明るい普通な感じでいいのか?

もっと腹黒なガキだと思ってたのだけど。

これで、むしろ姫川愛梨がカミキヒカルを壊した、とかいう展開だったらマジでやだなぁ。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第138話 『清算』 感想: なるほど姫川の「清算」だったか!

2024-01-25 12:44:59 | 推しの子
確かに映画『15年の嘘』は姫川にとっても過去を清算する話だったなぁ。

すっかり忘れてた。

てか、改めて考えると、MEMちょじゃないけど、姫川とアクアが異母兄弟って、凄いな。

それだけで十分、スキャンダルじゃん。

で、この映画、どこまでスキャンダルネタを仕込めば気が済むんだと思っていたら、あっさり最後に、カミキヒカルが映画スポンサーに名乗りを上げてきたw

うーん、鏑木のおっさんも想像していた以上に食えない悪代官だなぁ。。。

それが芸能界の生き方と言われればそれまでだけど、出されてたものはなんでも食うのね、ていうか、くわえるのね。

驚く。

これで、まだ、ルビーの前世の母親まで控えているのだから、やってられない。

この先、荒れそうだなぁ。

そんな中、MEMちょが完全に、読者代表の語り部ポジションなのが笑える。

しかし、このときのために、フリルが最初からMEMちょ推しを主張していたのだとすると、恐れ入るw

なんかだんだんMEMちょが、最弱だけどパーティメンバーが最強で、いつの間にか勇者ポジションに収まっていた転生者みたいで笑えるw

にしても、アクア、寡黙だな。

いい加減、ちょっとは彼の企みも見せてほしい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする