雑記帳(新居)

移転完了しました

なぜか今頃になって!!

2006-01-21 00:54:24 | スポーツ
去年11月のニューヨークシティーマラソンの放送があった。
ぶっちゃけ、エレーナ・プロコプツカがかっこよかったのでずっと見ていた(あああ…)
しかもプロコプツカ優勝である。いったんは脇腹を押さえる場面があり先頭から(たぶん)50~100mくらい遅れたものの、そこから追い上げた。最後5kmくらいはチェプケメイとの一騎打ち、残り1kmあたりでついに突き放した。内容も大変「しびれる」展開だった。
プロコプツカは、前回大阪に続いて優勝で、実力も世界トップグループに入っている。
ニューヨークのコースは、主要な都市マラソンの中では断トツの難コースであり、はっきり言ってタイムは期待できない。
スタート直後にいきなりベラザノ・ナロウズという大きな橋を渡る。50mを超えるアップダウンである。それ以降も大きな橋が3回。橋以外にもアップダウンが多く、しかもゴールに向かうところはずっと上り基調である。今回のレースはほぼ無風だったが、風があれば、大きな橋あるいは終盤のマンハッタンのビル街で強風にも苦しめられるだろう。
しかし、これくらい難所の多いコースのほうが見応えがある。

このレース、30kmあたりからチェプケメイがロングスパートをかけて、35km過ぎで一度は単独トップになった。ところが、その場面で飲んだものをもどしてしまう。そんな場面を見たのは97年?の世界陸上シモン以来だ。当然ペースも大きく落ち、プロコプツカに一気に追いつかれた。追いつかれてからは立て直して最後まで優勝を争ったのはたいしたものだが、前回に続いて競り合いで後れをとって2位、しかも今回はロングスパートが成功し十中八九と思われた優勝をアクシデントで逃すとは、チェプケメイは悔やんでも悔やみきれないだろう。(前回はラドクリフと競り合い3秒差という大会最も僅差で2位)
# 男女の中継がいきなり切り替わる上、距離表示が1マイル単位なので、距離感覚がさっぱりつかめない
# 11月のレースなので、路上には銀杏の落ち葉が大量に舞っている。今日は大雪。季節感がむちゃくちゃ

でも、レース展開あるいはコースがどうであっても結局プロコプツカをずっと見ていたわけで。(こらこら)
女子長距離ではラドクリフが定番なわけだが、走っているところのかっこよさではプロコプツカも引けをとらない。ラドクリフの場合フォームがあれだがプロコプツカはマラソンランナーらしい走り方だからさらにポイントは高い。走っていなければラドクリフのほうがきれいなのだろうが。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿