大激闘と大波乱。とてつもなく長い一日はまだまだ終わらない。
Shvedova def. (5) Jankovic 6-3, 6-7(4), 7-6(6)
Yari, Good job!!
凄い試合とは言えなくても大激闘。特に第2セット終盤から加速度的に白熱した。
Shvedovaが先に攻撃し、ヤンコビッチは拾い続けながら相手のミスを誘うか、相手の打球が甘くなったところで攻めに転じる。大筋でそのような展開だった。そして最後の最後はShvedovaの攻撃がヤンコビッチの守備を上回った。ヤンコビッチは守備的になりすぎているようにも見えた。最終セットタイブレーク6-6からのポイントは、まさしくこの試合を象徴するかのよう、Shvedovaの強打をヤンコビッチが拾い続けるものの、ついにはShvedovaがスマッシュでポイントを決めた。そしてやってきた最初のマッチポイントで、Shvedovaはサービスエースをたたき込んで試合を決めた。
ちょっとした予想外の事態をきっかけに、それがどんどんと大きな波乱の連続につながっていく。小さな雲の固まりがあっという間に猛烈な台風になるように。今季、このような展開が一体何度あったことか。そして、最後まで攻め抜いたほうに勝負の女神は味方するものだ。1試合だけの問題でなく、会場全体がそのような流れになるときが、確実に存在する。
第3セットの第11ゲームなど、そうとしか思えなかった。ヤンコビッチのサービスエースかと思いきや、Shvedovaがチャレンジ、1mmくらいフォルト。そして30-40からのブレークポイントで、Shvedovaの強打がネットに当たりヤンコビッチのコートに落ちた。
もう一つ改めて思ったことは、前哨戦の成績が全く当てにならないということ。前哨戦で好成績を上げた選手で残っているのは、ペネッタくらいしかいない。だから、前哨戦の成績を勘案して立てる予想が当たるはずもない。
Shvedovaについて、今年シャラポワとの対戦で一度見たことがあり、サーブがかなり強力という漠然とした印象があった。しかしこの試合については、フォア・バックとも重量級のストロークで攻めを貫いた。展開が単調とかネットにもっと出ればいいのにとか(ただしあまり上手くはない)、いろいろ思うところはあるが、まあ、そこまでできれば55位なんかのはずはない。
しかし、ヤンコビッチもどうしたものか…というか、下位の相手に苦戦することはしばしばあっても、いったん勝利へのチャンスをつかんだらそれを逃すことはまずなかった。
第1セットはShvedovaが終始リードで奪い第2セットも先にブレークしたのはShvedovaだったものの、このセットの中盤から、ヤンコビッチが拾い続けてプレッシャーをかけ、Shvedovaが結局ミスするという場面が増える。Shvedovaの4-2リードからヤンコビッチが3ゲーム連取で逆転。
第2セット第10ゲーム、ヤンコビッチのサーブ、5-4 40-0で3連続セットポイントとしながら逆転でブレークされ、11ゲームでヤンコビッチがすぐにブレークし、12ゲームでもセットポイントがありながら、またしても逆転でブレークされた。このセットは結局タイブレーク、合計8本目のセットポイントでようやく奪った。
第3セットも先にリードを奪ったのはShvedovaだった。そしてこのセットは第2セットとは逆に、第10ゲーム、第12ゲームと、ShvedovaにServing for the matchがあり、第12ゲームには6-5 30-0リードの場面さえあったものの、ヤンコビッチがいずれもブレークした。
そしてこのセットのタイブレーク、前半はShvedovaがポイントを先行するものの、ヤンコビッチが得意の粘りで逆転。そして6-4ヤンコビッチのリード、2連続のマッチポイントを握った。ところが1本目はShvedovaの強力なサーブでしのがれた後、2本目のラリーでヤンコビッチにらしからぬミス。このタイブレーク、ヤンコビッチには合計3本の変なミスがあった。そしてこの記事の最初に書いたように、最後はShvedovaの最高の形で2ポイントを取った。
Shvedova def. (5) Jankovic 6-3, 6-7(4), 7-6(6)
Yari, Good job!!
凄い試合とは言えなくても大激闘。特に第2セット終盤から加速度的に白熱した。
Shvedovaが先に攻撃し、ヤンコビッチは拾い続けながら相手のミスを誘うか、相手の打球が甘くなったところで攻めに転じる。大筋でそのような展開だった。そして最後の最後はShvedovaの攻撃がヤンコビッチの守備を上回った。ヤンコビッチは守備的になりすぎているようにも見えた。最終セットタイブレーク6-6からのポイントは、まさしくこの試合を象徴するかのよう、Shvedovaの強打をヤンコビッチが拾い続けるものの、ついにはShvedovaがスマッシュでポイントを決めた。そしてやってきた最初のマッチポイントで、Shvedovaはサービスエースをたたき込んで試合を決めた。
ちょっとした予想外の事態をきっかけに、それがどんどんと大きな波乱の連続につながっていく。小さな雲の固まりがあっという間に猛烈な台風になるように。今季、このような展開が一体何度あったことか。そして、最後まで攻め抜いたほうに勝負の女神は味方するものだ。1試合だけの問題でなく、会場全体がそのような流れになるときが、確実に存在する。
第3セットの第11ゲームなど、そうとしか思えなかった。ヤンコビッチのサービスエースかと思いきや、Shvedovaがチャレンジ、1mmくらいフォルト。そして30-40からのブレークポイントで、Shvedovaの強打がネットに当たりヤンコビッチのコートに落ちた。
もう一つ改めて思ったことは、前哨戦の成績が全く当てにならないということ。前哨戦で好成績を上げた選手で残っているのは、ペネッタくらいしかいない。だから、前哨戦の成績を勘案して立てる予想が当たるはずもない。
Shvedovaについて、今年シャラポワとの対戦で一度見たことがあり、サーブがかなり強力という漠然とした印象があった。しかしこの試合については、フォア・バックとも重量級のストロークで攻めを貫いた。展開が単調とかネットにもっと出ればいいのにとか(ただしあまり上手くはない)、いろいろ思うところはあるが、まあ、そこまでできれば55位なんかのはずはない。
しかし、ヤンコビッチもどうしたものか…というか、下位の相手に苦戦することはしばしばあっても、いったん勝利へのチャンスをつかんだらそれを逃すことはまずなかった。
第1セットはShvedovaが終始リードで奪い第2セットも先にブレークしたのはShvedovaだったものの、このセットの中盤から、ヤンコビッチが拾い続けてプレッシャーをかけ、Shvedovaが結局ミスするという場面が増える。Shvedovaの4-2リードからヤンコビッチが3ゲーム連取で逆転。
第2セット第10ゲーム、ヤンコビッチのサーブ、5-4 40-0で3連続セットポイントとしながら逆転でブレークされ、11ゲームでヤンコビッチがすぐにブレークし、12ゲームでもセットポイントがありながら、またしても逆転でブレークされた。このセットは結局タイブレーク、合計8本目のセットポイントでようやく奪った。
第3セットも先にリードを奪ったのはShvedovaだった。そしてこのセットは第2セットとは逆に、第10ゲーム、第12ゲームと、ShvedovaにServing for the matchがあり、第12ゲームには6-5 30-0リードの場面さえあったものの、ヤンコビッチがいずれもブレークした。
そしてこのセットのタイブレーク、前半はShvedovaがポイントを先行するものの、ヤンコビッチが得意の粘りで逆転。そして6-4ヤンコビッチのリード、2連続のマッチポイントを握った。ところが1本目はShvedovaの強力なサーブでしのがれた後、2本目のラリーでヤンコビッチにらしからぬミス。このタイブレーク、ヤンコビッチには合計3本の変なミスがあった。そしてこの記事の最初に書いたように、最後はShvedovaの最高の形で2ポイントを取った。