雑記帳(新居)

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女子バレー北京五輪世界最終予選第6日

2008-05-25 04:03:02 | バレーボール
DOM 3-0 PUR (25-23, 25-14, 25-18)
SRB 2-3 POL (18-25, 14-25, 25-18, 25-22, 10-15)
KOR 0-3 KAZ (18-25, 21-25, 21-25)
JPN 3-2 THA (28-30, 25-14, 25-27, 25-21, 15-11)

ポーランドはセルビアに勝って五輪出場確定。ここまで5連敗中だったカザフスタンが韓国に勝つ波乱が起きた。
この結果、最終日は奇妙な形で盛り上がることになってしまう。ドミニカ対韓国、タイ対カザフスタン、日本対セルビア、いずれも重要な対戦となる。特に日本対セルビアが最も重要だ。

すでにご存じとは思うが、今大会の出場条件を改めて整理する。
  1. 全体の第1位のチーム
  2. 1を除くアジア第1位のチーム
  3. 2を除く全体の2,3位のチーム
つまり、日本が全体の1位になった場合、2のアジア枠でアジア2位のチームが選出されることになる。そして3の全体2,3位がポーランド・セルビアとなるため、ドミニカは4位でも落選となる。
そしてアジア2位は、韓国・タイ・カザフスタンのすべてのチームに可能性がある。どうしようもないと思われたカザフスタンが、韓国相手の大勝利で踏みとどまった。最終戦でドミニカが韓国に勝つとして、カザフスタンがタイに勝てばチャンスがあるのだ。
なお、最終戦で日本がセルビアに勝てば当然日本が全勝で1位だが、日本が負ければ日本が1位の可能性はほとんどない。この場合は、日本・ポーランド・セルビアが6勝1敗で並ぶ(ポーランドは問題なくプエルトリコに勝つとして)が、得失点率で日本が不利なためである。接戦でセルビアの勝ちならポーランド、一方的にセルビアが勝てば(これも考えにくいが)セルビアが1位となるだろう。

さて、ここで、筆者がセルビアの監督だったらどのように考えるか。
  1. 控え選手に経験を積ませたい。特に、セルビアの場合、アジアの強豪の中国・日本とは対戦の機会が少ないため、この最終戦は貴重だ。
  2. ドミニカと、韓国・タイ・カザフスタンを比べて、どのチームがレベルの高い脅威かといえば、ドミニカである。
したがってセルビアには、最終戦で日本に勝つべき理由はない。セルビアはポーランド戦も思い切りメンバーを落として戦っており、そのことからも日本に対しベストメンバーを出すとは考えられない。しかも、上記の2については日本とも見解は一致するはずである。
とすれば、日本が勝つ可能性は高い。

しかし、ドミニカが全体の4位で落選で、アジアのどこかが5位で五輪出場となれば、詐欺としかいいようがない。道理としてはあってはならない。
他の大陸のように大陸予選と最終予選を別にするか、現在のような大陸予選兼最終予選の方式でも「アジア1位+それ以外の上位3チーム」であれば何の矛盾も発生しない。