雑記帳(新居)

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アコスタ会長退任について

2008-05-16 00:52:04 | バレーボール
エナン引退、ソレンスタムも引退と、スポーツ界も激震が走りまくり。そのあたりのニュースの陰に隠れてしまった感じがあるけれども、これも間違いなく激震だ。
詳細は、次のプレスリリースなどで確認のこと
Dr. Acosta expresses his intention to hand over the presidency at the FIVB Congress in Dubai on 16 & 17 June

これでFIVBの体質がどのように変わっていくかはわからない。しかし、日本へのえこひいきがなくなるか大幅に減ることは、間違いないだろう。世界大会の日本開催は減るだろう。日本に有利な、どう見ても不自然な出場国の選出や組み分けもなくなるだろう。予選敗退で世界大会に出られないという事態も、特に男子では十分あり得る。
これはバレー界全体にとっても日本のバレーにとっても、間違いなくよいことだ。今すぐに将来を見据えて立て直しを図らなければ、日本のバレーはあっという間に世界から取り残されるだろう。特に女子については、柳本体制特にアテネ五輪後の4年は完全に世界の流れにそっぽを向いてきた。全日本男子は、角度で言えばまだ30度とか45度ずれているくらいの感じだが、全日本女子は180度方向が違う。

さて、有名なバレーボールブログで、「アコスタ告発」HPについて取り上げられている。
”アコスタ告発”HPを見つけてしまった
勇退の表向きの理由は、「連盟が今までにないほど大きくなったときに退き、家族らに時間を使いたい」としている。しかし、これまで独裁権力を握って手放さなかった会長が、ここで突然の勇退表明だ。任期を2年残し、しかも五輪直前というタイミングも不自然すぎる。やはり裏では相当大きな何かがあったと考えるのが妥当だ。

エナン引退について

2008-05-16 00:48:25 | テニス
とにかく驚いたしショックだ。

今年に入って、確かに、「明らかにおかしい、こんなはずではない」という試合が一度ならずあった。全豪でシャラポワに、マイアミではセレナに一方的に負けた。そして、結局最後の試合になってしまった、サフィナに対する敗戦。しかし、世界ランキング1位のまま引退などとは想像もできなかった。

7年くらい前だったか、エナンが初めて世界のトップクラスに顔を出したときのことは鮮烈に覚えている。鋭い切れ味のシングルバックハンドのショットにも驚いたけれども、小柄な体をめいっぱい使った躍動感あふれるテニスに強い印象を受けた。
それだけに、そのころからけがなどは心配だった。実際何度かの大きな故障もあったけれども、それを克服して、そのころには想像もできなかったほど強い女王として君臨した。しかし、ファンの目には圧倒的な存在に見えても、体力的にも精神的にも消耗はそれだけ激しかったのだろう。他のトップ選手と比べても倍くらいのペースかもしれない。

ロシア勢中心に女子テニスを見てきた立場から言うと、この4年くらい、常に、エナンは最大で最難関の目標だった。それが突然なくなってしまった。特にこの後の全仏オープン、いったい何を目標にすればよいか。ど真ん中にぽっかりと巨大な穴が開いてしまった気分だ。