雑記帳(新居)

移転完了しました

事実上、全ては終わった

2007-11-16 00:39:39 | バレーボール
11/14
BRA - ITA 0-3 (20-25, 23-25, 19-25)
SRB - USA 3-1 (28-26, 23-25, 25-20, 25-23)
JPN - CUB 1-3 (25-22, 29-31, 23-25, 20-25)

11/15
ITA - CUB 3-0 (27-25, 25-19, 25-16)
BRA - SRB 3-0 (25-13, 25-14, 25-21)
JPN - USA 0-3 (17-25, 14-25, 20-25)

事実上、全ては終わった。

メダル獲得はイタリア・アメリカ・ブラジルで確定、優勝もイタリアにほぼ確定している。全勝のイタリアを1敗でアメリカが追っているものの、得失点率でイタリアが圧倒的に有利のため、アメリカがイタリアを逆転することは事実上あり得ない。
前半から中盤にイタリアを何試合か見て、守備の安定感と攻撃の精度の高さが以前と比べても飛び抜けていると感じたが、ここまで独走するとは想像以上である。

アメリカも、ここ2年の低迷とは全く違うことは予想できても、ブラジルから金星を挙げるまでとはとても想像できなかった。トムの復帰は想像以上に大きなインパクトがある。ロシアのソコロワと並ぶとは言えなくても、攻守にわたる安定感、そして大切な場面で必ず得点する勝負強さなど、いろいろな意味でリューバに近い。つまり、それくらい一人でチームを変えることができる選手だ。
ことあるごとに思うけれども、アメリカを過小評価している人がとても多い気がする。日本しか見ていないのならともかく、欧州女子バレーのファンの観点からすれば、シドニー五輪からアテネ五輪にかけて、痛い場面で何度もアメリカに行く手を阻まれている。そのアメリカへの評価が高くないのは、不思議で仕方がないのだが…

セルビアはアメリカから金星、メダル獲得の夢に向かって最後の望みを残していたものの、ブラジルに完膚無きまでにたたきのめされ、それも消えた。
とはいえ、ここまでアメリカと日本に勝ったのはよくやったと言えるだろう。メンバー一覧を見たときは、上位との対戦は全敗を予想、逆に下位予想のチームに足下をすくわれる方を心配していた。
セルビアは勝敗あるいは得失セットの割に得失点率が極端に悪い。裏を返せば、接戦のセットはだいたいものにしていて、セットを失うときはどうしようもない大差のことが多い。終盤の逆転で試合をものにしたことも何度かある。
対タイ第4セット 19-23→26-24
対日本第4セット 16-22→26-24
対ドミニカ第3セット 11-17→25-23
つまり、チャンスがある試合はものにしてきたと言えるのではないか。

(以下、謝罪と反省があります)

しばらく前にアゲロはキューバ戦には出場しないと書いたのですが、これは大嘘でした。
15日のイタリア対キューバ戦で、アゲロは普通に出場しています。
大変申し訳ありませんでした。

当たり前のことなのだが、一次ソースを確認しないで記事を書いてはいけない。最近でも、例えばVリーグの外国人選手の記事はソースを確認して確定と判断できたものだけを書いたのに、なぜ今回それを怠ったのか。