パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「清長、歌麿、写楽」ボストン美術館浮世絵名品展

2011年01月22日 17時15分50秒 | Weblog

やっぱり少しでも知識を入れていくと、美術館も楽しいものだ

名古屋ボストン美術館「清長、歌麿、写楽」錦絵の黄金時代を見に行った

知識を入れてというのは先日読み終えた「写楽 閉じた国の幻」

時代背景、絵師の特徴、絵の見方、同時代の人々と付き合い

それらを大まかに理解したつもりだったが

この展示会の主役は「清長、歌麿、写楽」

最初の清長という絵師は知らなかったが

この人の描く着物の柄の細かな事、それは呆れるほどだ

フト、このままのデザインで今発売したらどんなだろう?

と思ってしまった

後で詳しい人に聴くと彼の絵は今でいるファション雑誌、カタログの意味合いがあったそうだ

なるほど、納得!

 

歌麿は名前だけはよく知っている

美人画ばっかり描いて、、、と、少しばかり嫉妬(?)を覚えていたが

実際の有名な作品を見ると、どうしてどうして素晴らしい

江戸3大美人の絵はパターン化されているとは言え

明らかに個々の雰囲気の違いが滲み出ている

 

でも自分にとって一番のお気に入りは、美人画ではなく

忠臣蔵7段目と題された作品

男と女がぴったりと寄り添って、えも言われぬ艶っぽさがあった

柔らかい線とフォルム、どこかエロティックで

やっぱり凄い才能の持ち主

 

写楽、第一期の大首絵が傑作群

でもあまりにも有名過ぎて今までは本等で

サラッとしか見ていないが

実物を見ると、体温があると言うか、人間の息吹というか

確かにそこにいるのは人間!

と言う気になる

 

これと比べると先の二人はフォルムの美しさ、細部のこだわりの美しさに

重きを置いて、人間の表現までは達していないような気になる

もっとも、これらは比較の上だけだけれど

 

その美術館の帰り

土産物として購入したのは絵関連ではなく

「寂しい写楽」宇江佐真理 と言う小説と

「東州斎写楽」新潮日本美術文庫という本の2冊

しばらくはこの時代とおつきあいが続きそう

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アジアカップ準々決勝 カタール戦

2011年01月22日 08時25分38秒 | サッカー

一人少ない中、劇的な逆転勝ち!

(日本3-2カタール)

と結果だけをみれば派手っこいゲームだけれど

振り返ってみれば順当な結果

本田が口にする様に、もう少し楽に勝たなくてはいけないでしょう

 

吉田、あれはいけませんねえ

1枚目は疑問が残ったけど、2枚目は出されても文句は言えない

シリア戦でも彼は変に手で押してイエローをもらっている

まだまだ冷静に一試合を終える事ができないのかな

 

決勝点、伊野波が詰めて得点したのはいいけど

その前の長谷部の強い正確なパス

しびれますねえ

香川のトラップも良かった

 

香川は2点目、冷静なシュートが一番の見所

1点目は半分は岡崎の得点

 

それにしても岡崎は今でも徐々に上手くなっているのに驚かされる

持ち味が出ている、と言うのではなく

現実的な技術がアップしている

それとフィジカルも結構強いし

 

本田はキープ力凄いな

フィジカルが強いし

彼のパスの軌跡も柔らかくてきれい

あのパスを見ただけでも才能はうかがいしれる

 

チームは徐々に成長していると言っても

本当に強い感じにはまだまだ

たまたま結果が伴っているだけ

ただ、容易に負けなくなったのは良い事

 

それにしてもドリブル能力、その際のボールの持ち方

それらはフィジカルのせいもあるかもしれないけど

いつも相手チームの方が上のような気がする

 

日本はバルサ、スペインを目指しているかもしれないけど

その前提となるボールを一人で前に運ぶ力が

まだまだ足りない気がする

それと細かいところだけれど相手の力をかわす

というか逆を取るところが身に付いていない気がする

まだまだ真面目すぎるパターン化されたサッカーが多すぎる

 

やっぱりこうして見るとワールドカップのアウェイでの

ベスト16進出は大きかったようだ

出ている選手がみんな経験した訳ではないのだけれど

不思議と日本代表の財産と言うか経験の蓄積になっている

 

やっぱり強くなるには時間がかかる、という事か

そのためにはサッカーの神様に

様々な生け贄を要求されるようだけれど、、、

 

 

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大阪的なもの

2011年01月21日 21時30分58秒 | Weblog

間寛平、マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」のゴールを迎えた

テレビでその感動的なシーンを放送しようとしたのだが

さすが吉本、普通には収まらない

ゴールで待ち構えるのは個性的な吉本の芸人たち

 

涙を演出しようとしてたかもしれないが

話はかってに滑って賑やかいだけに!

しかし、どこかあったかい

 

吉本はケチな会社とギャグにしているが

なんだか学生たちのコンパの乗りのよろこび方

いいなあ~

 

これが東京のプロダクションだったら

こんな感じになっただろうか?

 

大阪的なもの、なんかいいなあ

 

 

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アニメでは変ではないけれど

2011年01月20日 21時20分06秒 | Weblog

コスプレ大会で見かけるアニメの格好

なんだか色がきつくて変

派手っこいコントラスト、

キラキラ光る光沢のある素材

色を使いすぎでまとまりが無くインテリジェンスが感じられない

 

黄色や紫の髪の毛もアニメなら、それもありかな!と許せるのに

リアルな世界になると、そして立体的な世界になると

うーーん、

おっさんには理解しがたい

 

「今の若いもんは、、、」

ロゼッタストーンにもこの言葉が書かれていたとか

どこでも、いつでも一緒か!

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一富士、二鷹、三茄子

2011年01月19日 21時09分32秒 | Weblog

今年の初夢はなんだったか

いや果たして今日現在まで夢を見たのかどうかも怪しいが

「一富士、二鷹、三茄子」と初夢の順位付けのトップに

富士山がくるのは分かるような気がする

そんな経験を先日の東北、北海道での旅で実感した

 

勿論富士山を見たのは東海道新幹線からで

その日(12日)は天気がよく左側の窓よりに座った自分は

想像以上にきれいな久しぶりの富士山の出現に

急いで走る列車の中から携帯で数枚撮影した

 

そしてその際感じたのが冒頭の言葉

「一富士だよな~」

万葉集にも、日本のガイドブックにも富士山は扱われているけど

素直にやっぱりたいした山、美しい山だと思う

 

ところで東北新幹線の車窓からは

富士山の形によく似た岩木山が盛岡駅の付近で見られたが

この山もきれい

幅広で、どっしりして、たくましくて、そして優雅で

 

単に山を見ただけなのに清々しい気分になれるとは

やっぱり山はありがたい

 

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通信簿、今になってもちょっとドキドキ

2011年01月19日 14時02分27秒 | Weblog

<-- ブログ通信簿 -->

 

いろんなサービスがあるもんだ

自分のブログの通信簿はこんなんだそうだ

図書委員ね、

なるほど悪くない

しかし貸す方じゃなくて借りる方なんだけどな!

 

でも答えが出るまでは少しドキドキしたような、、、

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今年最初は「写楽 閉じた国の幻」

2011年01月18日 19時28分31秒 | 
自分が読んだものでは高橋克彦、それから池田満寿夫
他にも正体には色んな説がある不思議な浮世絵画家「写楽」

この画家の正体を小説の形で明らかにしたミステリーが
島田荘司の600ページに渡る大作「写楽 閉じた国の幻」

話は現代と江戸時代が交互に語られる
現代の方が写楽の正体の謎解き
その仮説の証拠集め等が事細かに紹介され
一方江戸時代の方はその解説といった具合

何も残っていないから、一人一人が色んな説を唱える事ができるが
どの説が正しいかどうか、と言うより
やっぱり写楽という人物の存在の不思議さに興味がいく

活動期間は10ヶ月
黒雲母刷り等と言う高価な背景を最初から版元は許可している
あれだけ売れたのに同時代の誰一人として彼の事を述べていない
(普通はポロッとでも出る方が自然なのに)
確かに不思議だ

この本の最終的な結論は伏せておくとして
江戸の方の最期の章は要らなかったかな?みたいな気がする
そこまで説明されると親切過ぎて、、、

しかし、歴史の勉強の中ではなかなか覚えられなかった事が
この手の本のおかげでしっくり頭に入る事がある
松平定信のこと田沼意次のこと、そして平賀源内のことなど

そして様々な疑問も湧いて来る
田沼意次は本当に悪い奴だったのか?
松平定信の改革は成功したのか?庶民の評判は?
平賀源内は何故刃傷沙汰を起こしてしまったのか?

さてと、とりあえず今年最初の本は読み終えた
さて次は?




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色彩感覚

2011年01月17日 19時26分49秒 | Weblog
10年くらい前、上野の東京文化会館に行った時
その座席の色に少し驚きを覚えた
天下の首都東京、その文化の中心地でもある
この会場の座席の色がこの色彩だとは、、、

自分にとっては色が濃過ぎて垢抜けない感じに思えて仕方なかった
人それぞれで、単に自分好みでなかった
そう言ってしまえばそれまでだが
この事を思い出したのは、昨日までの旅行でも似た感じを覚えたからだ

東北新幹線の車体カラーと座席のカラー
残念ながら自分の個人的な好みの色彩では無かった
白とピンクと紺の組み合わせの車体
赤系を主体の座席のぼってりとした感じ
それは東京文化会館で感じた気持ちとよく似ていた

何かしっくり来ないなあ~

話は変わって、先日の旅行、函館まで行くのに仙台で乗り換えたのだが
自分の指定席まで行くのに乗車扉を遠い方を選んでしまって
大半の人の座っている通路を通る事になったのだが
そこに座っている人たちの発する感じ、着ているものの色彩は
またもや違和感とまでは行かないけれど
何か違う!という感情を禁じえなかった

ところが電車が新青森駅に着いて、列車がスーパー白鳥になった途端
車体もグリーンのシンプルな色使い
そして座席の色も垢抜けている、
いいぞ、これならしっくりくる
だが、いったいこの違いはなんだ!

そこで、いろいろ考えてみた
人格、好み、美しいと感じる感情をを作り上げる要素は
いつも目にしている自然、原風景ではなかろうかと

東北の方たちが、自然に共感を持てる色彩は
自分の住んでいる東海地方とは違うのは当たり前ではなかろうかと
彼らは厳しい自然の中で、しかし自然の中に抱かれて生活している
そこで普段目にする色彩は彼らの好みを左右するようになる
だから、東北の人たちは今度は東海道新幹線の座席の色や車体カラーを
素直に共感できないかもしれない
(お上品に収まって何か足りないみたいな?)

だが東北新幹線から東海道新幹線に乗り換えたとき
ホッとした(シックリした)感情は自然と湧き上がった
やっぱり、こっちの方がいいや!

結局自分は東海地方の人間で、
穏やかな気候、何の脅威も無い豊かな自然、そうしたものに囲まれているから
おっとりとした色彩を美しいと感じてしまうのではないか

そう言う自分でも、京都の色彩感覚と比べると
美的にはどうやっても追い付けないなあ~
と感じる事が多々ある
必ずしも京都がいいという訳ではないが
やっぱり違う!

九州には最近行った事が無いが
あの地区の新幹線やその座席の色彩はどんなんだろう?
きっとその地区地区の好みが反映されているに違いない

こう考えると日本はまだまだ結構広くて
いろいろありそうだ
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東北、北海道旅行

2011年01月16日 09時07分01秒 | Weblog
12日~15日 初めて東京以北に旅をした

12日 自宅~会津若松
13日 会津若松~函館
14日 函館
15日 函館~自宅

一番の目的は土方歳三 最期の地を訪れる事で
ついでに会津若松もコースに入れる事にした

寒い時期に寒い方面に向かったのだが
これは土方歳三ファンなら馴染みのコースで
彼が味わった寒さも感じてみたい気持ちも少しあった

それと電車を交通手段に用いたのは
そもそも自分が電車が好きなのと
(東北新幹線に乗ってみたかった)
その距離感、外の景色を充分に味わいたかったからだ

詳しい感想は後の機会にして
今回の旅はいろいろ不思議だった

まずは電車の中でほとんど寝なかった事
普段なら乗るや否や、ぐっすりがパターンの自分だが
今回は僅かな例を除いてずっと起きていた
というかずっと車窓の景色を見ていた
そしてそれが飽きる事は無かった

という事で持参した本は少しも読まなかった
それこそ自分でも呆れるくらい景色ばかりを見ていた
車中でアルコールも飲まなかった


せっかくの旅、その折々でフト気づいた事等は
メモしておかなくても瞬時にTwitterに投稿
ほとんど自分のメモ代わり(そのおかげでバッテリーの消費が心配だった)

見慣れぬ景色を見るという事だけで
こんなにもいろんな事を感じるのか!
と、自分の物事に感動する力が残っていた事に安心した

景色を見るのが楽しみなだけに東北新幹線の
仙台以北はトンネルが多くて少しガッカリだった
トンネルが多いのは雪の影響を避けるためなのか
スピードを確保するために直線のコースを取ったためなのか
それとも、、、
ただ言える事は、点と点の効率的な移動だけの交通は
ひどくつまらないと言う事

普通なら帰りは行きよりも短く(速く)感じるのだが
流石に今回は帰りは長く感じた

函館を12時に立って自宅に着いたのが21時ちょっと過ぎ
やっぱり電車が好きでもこれは少々疲れた

でも本格的な雪景色を見る事の無い地方の人間にとって
少し無責任な感想になるけど
雪景色は本当に美しかった
ホント、この印象を得られただけで
今回の旅は大正解!
そんな気がする

その他の事柄については、また機会があれば



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初めての東北旅行(会津若松)

2011年01月12日 19時11分54秒 | Weblog
西の方へは縁があったけれど
どういうわけか東京より北、もしくは東へ行くことがなかった

今回訪れたのは土方歳三がらみの会津若松
今藤勇の石碑がある天寧寺を訪ねようと思ったが
あいにくの雪で寺には行けても土方歳三が建てた石碑までは
行けないらしい、とのタクシーの方の助言を聞いて
根性無しで諦め
定番の?お城と武家屋敷に行った

雪のせいで予定は変わってしまったけどこの雪景色滅多に見られない自分にとっては
とても新鮮で退屈しなかった
と言うより今日はこの雪景色見られたから満足


寒さも実感したかったし
寒いところ寒い時期に!
それを満喫できた訳だ

まだまだ色々印象的な事柄はあるけど
やっぱりスマートフォンからの投稿は
やりにくいのでこれくらいに

明日は函館だ
土方歳三の終焉の地
寒いかな?


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