パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

少年サッカーの目的

2008年06月01日 20時00分47秒 | Weblog
人が10人いれば10人の考え方がある
少年サッカーの教え方にしてもそれぞれ

自分らのチームは田舎のサッカークラブの為、
日本サッカー協会の指導方針に沿ったことができているかと言えば疑問だが
サッカー好きな運動神経の抜群の子から
友達が来るから一緒に来ている子
引っ込み思案な子
ちょっと太めな子
少しばかり運動神経の鈍い子など
いろんな子が来ている現在の状況でも
それぞれの学年の担当コーチによって教え方の重点ポイントが
本当に違うものだとつくづく感じてしまう

まずは自分の方針
基本的には個人の技術をしっかりと身につけさせる
それは特にドリブル
キック、パスの正確さ
シュートのイメージの豊富さの確保
そして個々の判断力の確立
つまり本当のことを言えばサッカーはチーム対抗のゲームなのだが
あまりチームプレーのことには関心がない

それは個人個人が最適のプレーをすれば
結果的にチームプレーになっていると思うからで
あまりポジションを細かく言って
効率的に動かせることには若干の疑問を
どうしても感じてしまうからだ

4バックでも3バックでも
2トップでも1トップでもいい
自分にとって一番大事なのはそのチームの一人一人が
自分の気持ちに正直にプレーできているか?
ということ

例えば子供達の自由に任せた攻撃主体の頭でっかちな人の配置でも
攻めきれずカウンターで得点されりすると
子供たちは徐々に自分たちで修正をし始める

つまり2.3人は後ろに待機する様になる
これは最初からある子供にバックスの位置を指定したことと
結果として同じことになる
また攻撃主体の方針がすっかり当たって
一方的に攻めまくるとなると子供たちの前に前にという力は
相手のプレーよりの先回りした判断とプレーができて
それはそれはクリエイティブなものとなる

また普段の練習にも気になることと言えば
今伸び悩んでいる子をどうすれば
(どういう練習をすれば、もしくはどのようなアドバイスをすれば)
将来的に伸びる子にすることができるか、だ

だから団体で練習しているが声をかける(アドバイスする)内容は
当たり前と言えば当たり前だがみんな違う
運動神経のいい子は利き足と反対でのプレーをさせてみたりする一方
初歩の段階で悩んでいる子にはキックの足の振り方のレベルまで戻り
そして接触プレーの苦手な子
ゲームに今ひとつ参加できない子には
格闘技の要素のあるサッカーのゲームの面白さを
なんとか気づかせて夢中になる様にしているつもりだ

自分はホントのことを言えば親御さんには悪いけど
そんなに勝ってばかりでなくてもいいと思っている
勝つ為のサッカーは将来(やっているうちは)いくらでも
やらされるのだからせめて今ぐらいは
自分勝手な、しかし何故だかチームとしての一体感のある
サッカーをやらせたい

もちろん皆がみんな勝手では何ともならないので
我慢できるタイプの子には少しばかり損な役割を担ってもらうのだが
そんな子にも時には思いきり自分のしたいことをさせてあげて
楽しい時間を味わせてあげたいと思っている

効率的に勝つこと
効率的に得点すること
大人の縮小系の様なサッカーは自分は好きじゃない
見ていて子供たちの生の感情が出ている様な
自由奔放なそれが好きだし
やらせてあげたい

だが子供たちも試合に勝たなければ
結局は面白くないのだろうか?
それが少し心配だが
コメント
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