パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

アヴァンギャルドを体験

2008年06月21日 19時25分26秒 | Weblog
店の存在を知ったのが二日程前
今日の予定はその時に決まってしまった
とにかくアヴァンギャルドという
凄いスピーカーを設置した喫茶店が
(価格がなんでもセット1800万円という途方もないもの)
浜松にあるとかで、何はさておき行ってみることにした

店は「トゥルネ ラ パージュ」と言って浜松駅の近く
このスピーカーを設置する為に作ったと言う(?)店内は
2階分の高さの天井で、壁も反響のよさそうな素材で
本当は大きなアヴァンギャルドが慎ましく鎮座していた

さて関心はその価格ではなくその音!
噂や評判では低音が凄いらしいとかで
そのつもりで耳をすますと、なるほど余裕のある
深々とした低音が確認できた

残念ながらかかっていた曲があまりにもイージーリスニング風の曲で
音だけを聞くにはいいのだけれど、すぐに飽いてしまってしびれを切らしていると
リクエスト用紙 というメモ用紙が目に入り
早速頼んでみることにした
最初はキース・ジャレットのソロコンサート(ブレーメン、ローザンヌ)を
希望したのだけれど所有していないということなので
同じくキース・ジャレット・トリオの「スタンダード1」から
God Bless The Childをできればレコードの方でとお願いした
(これらの曲は自宅にもあるので聴き比べができるからお願いしたのだが)

曲を聴き知っているだけに、さっきより集中できたが
まず最初に気づいたのがドラムスの音
あれっ!こんなに表に出ていたっけ!と思うくらい
全面に出てきていて全ての楽器がクリアだった
しかし後で知ったことなのだが、
教えてもらうまでCDのアルバムを聴いていると思っていた
つまりレコードというよりCDっぽい音だった
楽器の音というよりは、デジタルで音量を拡大した様な

で、家に帰って自宅のシステムで
同じ曲を聴いてみたのは言うまでもない
するとドラムスはあんなにはっきり表には出てこない
だがピアノの音、ベースの音はこちらの方が艶っぽい
(負け惜しみかな?)
それに音楽に集中して聞ける感じとか
演奏者が徐々に載ってくる感じが
より感じられる様な気がした

そこでスピーカー以外のシステムをみると
プリアンプ:Accuphase C-2800
パワーアンプ: Accuphase A-60
TEAC ESOTERICのユニバーサルプレーヤUX-1( SACD,CD,DVD-Audio,VIDEO)
アナログプレーヤーは英国AvidのAcutus

自宅がスピーカーは
タンノイ スターリング
プリメインアンプがWoodham2.0 300B
フォノイコライザーがEAR 834P
アナログプレーヤーがトーレンス TD126
CDプレーヤーがMusical Fidelity A3.2

価格帯は随分と違うし部屋の環境も段違いだ
だが何となく自宅の方が暖かい感じがしたのは
アンプが真空管だったからかもしれない

そんなことだから人の家のことながら、
あのアヴァンギャルドのスピーカー
真空管アンプでならしたら
いったいどんな音がするんだろうと気になって仕方ない

ところで今自分が気になっている(つまり欲しい)オーディオ商品は
ノッティンガムのアナログプレーヤー
EARのAcuteというCDプレーヤー
しかし、自分にご褒美できる状態ではないのが辛いところだ
(そもそも、そんな時が来るのか疑問だが)


コメント
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