パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

勢いの差で鹿島優勝

2007年12月01日 17時35分53秒 | Weblog
Jリーグ最終戦

最終節は全部同時刻で始まって、
優勝の行方も紛らわしい状況なので
ゲーム自体は内容はともかく盛り上がったかもしれない
(特に鹿島は)

結局、勢いの差で鹿島が抜ききってしまった、
というよりは浦和が大失速してしまったわけだが
勝負の世界は勢いというものが大きな要素を占める

もっとも浦和の失速はACLなどのゲームや移動で
選手が疲労が重なっていたことも
そして目標としていた優勝をしてしまった事による
気持ちの張りの、知らず知らずの弛緩などで
気持ちの上では頑張らねば、と思っても
身体がついていかなかったと思われる

その点では少しばかりかわいそうな面もあるが
選手をターンオーバー制にしたり
長丁場のシーズンを乗り切れるようにしないと
他のチームも来年以降はしんどくなっていくだろう

さて浦和と横浜FC戦
久しぶりにKAZUをみる事ができたが素晴らしかった
40歳という年齢を差し置いても
確かに戦力に値するというか
相手に対してもいやな存在であったようだ

仕掛けとか常にシュートを狙っている姿
そしてパスの受け方、パスの正確さ
それはスピードだけの若いものにも負けていない存在感があった

決勝点になる前のスローインからのドリブルに入る間の
阿部のディフェンスは軽かった
代表でも少しばかり心配だが
阿部はリベロとしてはいいかもしれないが
1対1に強くなさそうなので
その状況になるとヒヤヒヤものだ

それにしても失速浦和は今日も無得点
確かに見ていてもあまり点が入る様な気がしなかった
単純な不正確なクロスだったり
今日は入らない壷に入ってしまったワシントン
ポンテも悪い時のパターンで持ちすぎたり
中に入れすぎたり
永井はサイドにいったのはよいが、突破も正確なクロスも
その数は少なすぎた
もっともこの傾向は浦和のもう少し調子の良い時でも見られた姿ではあった

得点源が偏りすぎて
そこを抑えられたら結構キツいみたいなところが
結局最後の最後で出てしまった

勝ったけれど面白くないゲーム
それが今年の浦和だったようだ
面白かったのは圧倒的にガンバ大阪
しかしこれもまた失速というか
運に突き放されてしまったようだ

正直なところ鹿島はあまり見ていないんで
何ともいいようがない
ただ先週の浦和戦を見る限りでは
勢いがあっても優勝に値するというか
資格があるようには思えなかった
この意味では今年のリーグ戦は質が落ちているのではなかろうか

来年はワールドカップ予選の年
リーグ戦自体がレベルアップしないと
代表戦にもよい影響が見られないので
全てのチームが地に足をつけたチームづくりで
もっと高いレベルのゲームを見せてほしいものだ
コメント
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