パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ホワイト・アルバム

2018年09月30日 15時53分24秒 | 音楽

台風24号はまだこの地区には来ていない
午後9時位から雨風ともに注意が必要になるらしいが
今のところ安全ということで晴耕雨読に勤しもうとしたが
気分に乗れず、音楽の方に切り替えた

ポール・マッカートニーの購入したばかりの「エジプト・ステーション」
を聴き始めたが、このCD録音が良いのか音圧が高い
最近はクラシック音源ばかり聴いてるので、ロックの音源はこのくらいなのかもしれないが
妙に馬力のある、中身が詰まった音という感じ

ポールの声は低くなってきている
前回「エジプト・ステーション」を通して聴いたあと「オフ・ザ・グランド」を聴いたら
その声の違いにびっくりした
やはり年々声が低くなるのは仕方ない
今度のライブは5年前みたいに歌えないだろうな、、それも仕方ない

エジプト・ステーションから数曲抜き出して聴いたあと引っ張り出したのが

レコードの「ホワイトアルバム」
どうやらこの2枚組のアルバムが出てから50周年ということで、他の音源が入った記念盤が発売されるらしい
(今のところ購入予定なし)

レコードの4面あるうちでよく聞くのはやはり最初の方
2面以降にも「セクシーセディ」「マーサ・マイ・ディア」「ブラックバード」「マザー・ネイチャーズ・サン」「ロッキー・ラクーン」
「ヘルタースケルター」「アイウィル」などの小品(?)も好きだけど
この一面のできはさすがというところ

特に「ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル」から「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」
そして「ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン」への繋ぎ、流れがとても好きだ
スペインギターの音から始まる「ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル」は
歌いやすそうだし、繰り返すコーラスは歌う快感に酔えそうだし、このコーラスの終わりに次の曲のスタート合図が入って
ピアノの音が鳴ったと思ったらジョージ・ハリスンの名曲が始まる
この繋ぎがとても音楽的でここだけでもゾクゾクする
この曲の泣くようなギターを演奏しているのはエリック・クラプトン
ギターも良いけど、ポールのベースも好きだな(ジョージ・ハリスンの歌も良い)

この熱気のある曲が終わって静寂が訪れると、ジョンの孤独な音色の声で
シンプルなギターの伴奏で歌い始める
この効果も好き
単なる曲の連続なのだけれど、必然性とか効果とか、彼らは本当に才人の集合だったと感じる

ビートルズが解散した時、ポールは28歳
ジョンはもう少し年上だったが、この年齢であのような音楽的なことをなしえていることに
今更ながら驚く

でもさすがのビートルズも今の若い人たちには懐メロ
感覚的、肉体的欲求にはフィットしないのかもしれない
こちらは今のラップの音楽には興味がなかったり、ついていけないでいる
徐々に感性が鈍くなって新しいものを受け付けなくなっているようだが
これは仕方ない、、
ヘッセの言うように、年令を重ねたものは振り返って過去を楽しむ権利があるのだから





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