パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

イブラは歩いている

2013年04月16日 21時03分15秒 | サッカー

ハイレベルの欧州サッカーを見るのは楽しい
Jリーグができて20年
ワールドカップに連続して行けるようになったのは
Jリーグが誕生したのが一番大きい

試合を数多く重ねる事によって
個人的に必要な現実的な技術が身についたり
戦術的なものも大いに進歩した

しかし、相変わらずこの国はストライカーが生まれない

ヨーロッパサッカーはチャンスと見るや
残酷なほど冷静に点を決める
慌てて枠外にシュートする日本とは大きく違う
そしてチャンスがなくても、何が何でも決めようとトライする
そしてそのシュートも枠内に飛び
必然的にキーパーの技術もアップする

見習うところの多いヨーロッパサッカー
しかし、多分日本が真似できないのは「歩く選手の存在」

この間たまたまフランスリーグを見ることがあった
イブラヒモビッチが得点を量産しているので
そこに注目して見たのだが、、

イブラは歩いている
前線からのチェックなんてしない
近くに相手のボールホルダーがいても
真剣にアプローチするわけでもない
そして仲間もそんなことを期待するようでもないみたい

しかし、一旦彼のところにボールが来るとなると
柔軟な発想と正確なキックと圧倒的なフィジカルを活かして
ホントに危険なプレーをする

歩いている
ということに注目して他の試合を見ると
守備の堅いイタリアでもトッティは結構歩いている
それこそ気が向いた時だけ
あるいは危険を察知した時だけ
守備に参加している

プレミアリーグでも前の連中はそんなに
ムキになって守備をするわけでもない
お互いそれぞれの専門の分野で頑張れよ!
そんな感じ

日本はフィジカル的に弱いから
人数をかけて守るのが当たり前のようになっている
そしてフォアチェックも要求される

でも本当は過度な守備面のがんばりは必要ないのではないのか
肝心な時にガソリン切れは本末転倒だ
肝心なのはいつ頑張らねばならないかを正確に判断するインテリジェンス

岡崎のがんばりは確かに心を打つ
でもドイツでは結果が伴わない
技術面のせいだけでなく
もう少しどこで頑張るかを見極め
その時に集中して最高の技術を見せ付けることが出来ればいいのだが

中山雅史の呪縛
とにかく前から頑張って守備して、、、
それが悪い意味で日本のあるべき姿になってしまっている

効果的に守り
効果的に攻める
そして数少ないボールタッチを如何に正確にするか
それを求めないと
折角のJリーグも今後の進歩が見られないのでは
と思ってしまうのは偏見か


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