パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

遠方からのB級グルメ客

2010年08月26日 05時23分25秒 | Weblog
先日B級グルメのコーナーで
テレビ番組(全国ネット)に紹介された店のその後
その週の土日は待ち時間が、?時間出るほど。
新幹線を使ってわざわざ来てくれた人もいたとか

メディアの力は凄いや!
と、これで終わらないのがへそ曲がりの自分

ミシュランの3つ星の定義は
それを味わう為に旅行する価値がある卓越した料理

なるほどこれは理解と言うか、わかるというか
納得できない事もない

しかし、B級グルメにその行為をするのには
(半端じゃない距離の移動をして食べにくる事)
人それぞれ!と言うよりなにか異常なものを感じてしまう

ミシュランは皆が手軽に味わえないから
代わりに食べ歩いている
食べ物の経験は個人的なもので
経験の絶対値を増やす事にはその人なりの意味がある
よい方に解釈すれば、こんなところが行動の理由?

自分が少し心配なのは
個性的な活動をしている様に見えても
実は情報に踊らされているのではないか!という点
ある意味、情報通ということこそが、
その人の存在感をしめす目安になっている
と勘違い、思い込んでいないかと言う点

田舎の人間は、多分ラーメン、焼きそば、餃子を食べる為に
とんでもない距離を移動する事は馬鹿げた事
食べるにしても、何かの都合でそちらの方に行った時に
食べればいい、それがまっとうな考え方
と言うだろう

ところが、食べ歩いた人は
その行為が自己完結しているか?
誰かに、~~に行って食べたという事実を
伝えないでいられるか?

馬鹿な事をする事を自慢するのではなく
情報通、感度の高い人の称号を評価の高いところにおいて
そのような人になりたいと思う事
いや、ならなければならないと強迫観念をもつ事
これほど極端な事はないにしても
それに近い考えをもっている人が少なからずいるのではないか?

ぐだぐだ書いているが
つまりは直感的に変だと思う行為は、やっぱり変だ
という事

何々を食べる為に行列 しかも2時間も
こんなのは異常!
忍耐がもたないというより、この事実の存在が異常
(自分は絶対しない)

極端を伝えるメディア
それを麻痺して受け入れる人々

いろいろ心配!

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