パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

職員にも、いろんな人がいる

2024年09月15日 09時42分59秒 | ダイアリー

一年ほど前に何故か自分を信じてくれている市職員の方と話をした
ある休日、教えてもらったその人の自宅に出かけて
時間が取れるかと聞いたところ、快く迎えてくれた

迷惑をかけないために聞いたのは一般論
民間の人が市に不動産を購入してほしいと提案した時
市はどのような対応を取るのか?ということ
(これは養鶏所のことを頭に浮かべて聞いた)

まずは、庁内で会議を開く
所轄をどの課にするか決定する
次に購入するとしたら、その目的は何の為かを決定する
普通はこのステップを踏むと説明があった

さて、例の養鶏所は市に申し出があった時、この一般的なステップを踏んだだろうか
少なくとも、購入目的ははっきりしていなかった
(購入してから少し時間が経過した時点で、何に使うかを庁内検討会議が行われた)

目的がはっきりしないのに市のお金を使うことは許されないことで
目的がはっきりしないのに不動産を買う時は「乱開発を防ぐ」意味で
市の代わりに土地開発公社に任せることがあるようだ
でもあの時は、この方法は取られなかった

養鶏所の件で行われた不動産鑑定依頼の一社随契は
その理由をあげて説明があればそういうことはあると話されたが
不動産鑑定の納期前の速報値報告とそれに依る業者との打ち合わせは
よくわからないとのことだった

自分が養鶏所騒動の全体的な説明を終えたあと、それ聞いたその人の印象は
市は疑わしいと思われても仕方ないかもしれないとのことだった

話は変わって、つい先日、市役所に行った時、ある職員から声がかけられた
時々、市役所には行くことがあるが、ただの一市民に過ぎないから
彼らは警戒心もなく対応してくれると思っていたが
どうやらそうばかりではなく、一応、注意して対応すべき人物
とされているかもしれないと感じることがあった

だが声がけをした方は、以前に数回話したことがあって
真面目な(もしかしたら真面目過ぎる)人で、何らかの方法で
自分の行動や考え方を知っているようで、自分の経歴は
なにかオンブズマン的なことを行ってきたのか?と問われた

ただ単に普通のサラリーマン経験しかないと伝えたが
「よく勉強している」とちょいとお褒めの言葉を頂いた
その言葉につられて、つい話してしまったことは
「行政訴訟は、原告側は自腹をきって弁護士費用を賄ったのは
覚悟している、でも市が損を損をしているかもしれないので
その損を挽回しようとして裁判を起こしたことは
市のためというものの、結果的に市に多額の裁判費用を使わせることになったのは
本当に良いことだったのかと心が痛い」
と伝えると、その人は
「でもそういう人とか行動が無いと、市に緊張感やらそういうものが無くなってしまう
市の説明は上手くできずに疑いを招く場合は存在すると思われる
そうした時に、疑いをもって声を上げてもらうことはより良い説明をするための
動機づけにもなる、それは仕方ない必要経費だと思う」と答えられた

職員の中にもそう感じる人がいるのだ!
ということは、とても自分も救われる気がした
願わくば、こうした気持ちを持っている職員が多くいることを!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 何故、前回は自ら比較を行わ... | トップ | 文化会館の「ランチタイムコ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ダイアリー」カテゴリの最新記事