パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

京都日帰りバス旅行(上賀茂神社)

2016年05月02日 08時48分49秒 | 旅・旅行

去年の龍安寺に訪れて以来の京都へ旅に出かけた
この賑やかなGWの最中、しかもバス旅行で

休み中はのんびりできるというのの
何処かへ行って賑やかなことを実感しないと寂しいような気がして
ついゴソゴソと計画した

思い立ったのは前日の30日
まずは天気が良さそうだったこと
バス旅行にしたのは料金が安いためと
前日のニュースで道路の混雑はなさそうな旨を予想していたから
(でも伊勢湾岸道の四日市・亀山間はいつも込んでいるので心配だったが)
それに前々から一度は試してみたいと思っていたこともある

で、バスの旅は、、、、やっぱり
懸念したとおりいつも渋滞の四日市・亀山間は行きも帰りもしっかり混んでいた
特に行きは事故もあって結局は予定の一時間遅れで到着
仕方ないと思いつつも、次もトライするかというと多少疑問
バスの中はイライラしても仕方ないので、景色を見ながらぼーっとしていたら
いつもの新幹線では感じない京都から他の地区の距離の近さを実感した
伊勢や信楽、甲賀は思いの外京都から近い
これなら朝廷との関係は深くてもさもありなん

今回の京都訪問の目的は葵祭の上賀茂神社
祇園祭が山鉾巡行に日だけでなく一ヶ月ほどの永きに
わたって行われるように、葵祭も15日の時代絵巻のような行進だけでなく
数日間の神事がある

5月1日は上賀茂神社で
競馬会足汰式(くらべまえあしぞろえしき)という儀式が行われることになっていた
と言っても、何のことかわからない
パンフレットを貰って場内アナウンスを聴いてわかった(?)気がするが
どうも5日に行われる競べ馬(こちらが本番)の予行演習のような神事のようだ

始まるのは一時から、少し早く着いたので境内を散策

この2つの三角形の山 どんな意味があったかな
聴いたことあったが、忘れてる


朱色がきれい 
神職の人の服装とマッチしている

ならのおがわ
百人一首の「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」
と歌われた川はこの川のことだそうだ
ならのおがわは「奈良の小川 」と勝手に想像したので意味が通じないと感じていたが
ならは「楢」と書いて楢が茂るところの川の意味らしい
以前、五山送り火の日にここ上賀茂神社に来た時は、ならのおがわで子どもたちが水遊びしてて
本当に気持ちよさそうだった
確かに、夏のイメージにぴったりり 

 若者が(今年は14歳から44歳までの乗尻【騎手】)乗って馬の歯を見せる(年齢を確認するため)儀式に
馬は興奮気味で素直に歩かない
嫌がっているようにも見える
若い馬の後ろ足の付け根の筋肉がすごい そして単純にきれいだと思う 
馬は嫌がりながらポトンポトンと自然現象で自己主張(?)
これはご愛嬌  馬を引っ張る人が踏まないか気になって仕方なかった

馬がスタート時点まで歩いて行く
まっすぐ歩くとつい走り出しそうなので、わざわざジグザグに歩かせるのだそうだ(九折南下)

いよいよ疾走開始
いつもは12頭で行われるが、昨年式年遷宮が行われたので 今年は特別に2頭追加の14頭
馬は各地の荘園から提供されることになっているらしい
(それぞれの地区の荘園名が アナウンスされた)
こんな時に「荘園」などという言葉を聞くとは思っていなかったので
歴史の教科書だけで覚えた荘園が妙にリアリティを持って感じられた
(やはり朝廷は大変な権力を持っていた) 

馬の疾走は目の前をあっという間
ドドッ、ドドッと結構重量感のある音で
パカッ、パカッといった軽やかな音ではない
力強さだけが印象に残る
騎手は足を鐙に乗せているだけ、外れないようにはなっていない
馬に乗ると騎手は高さを感じるから恐怖を覚えるだろうか
だからこそしょっちゅう練習をしているとアナウンスが有った

この競べ馬 本番は2頭で走るようだが
ずっと昔、西行が佐藤義清(さとうのりきよ)を名乗っていた時に 
騎手として参加したらしい 

結局、今回の京都旅行はこれだけ
定番の虎屋一条店で季節の和菓子を と思ったが
時間がなかった

出町柳から御所に向かう橋の上から、
下鴨神社を後ろに控える鴨川を撮影
水辺が心地よさそう
 

お土産は節約気味に七味屋さんの七味を3袋
それと笹屋伊織の夏向きのお菓子(有名などら焼きはこの日は売っていないので)
バス旅行で節約しているので家で待ってる人用に
もうすこし奮発しても良いのだが 

ところで京都旅行、次は将軍塚青蓮院の大舞台(のつもり)
とりあえず見なくては!


 


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