パンセ(みたいなものを目指して)

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「葉隠」では、上司に物申すべきとあった(?)

2015年10月24日 18時59分22秒 | あれこれ考えること

個人の判断について思い出したことがある
といっても怪しい記憶なのでそれが正しいかどうかは自信がないが
(だったら確認すればいいのだが、横着な人間なので、、、) 

「葉隠」に上司が誤った判断・指示をした時にどうするか
と言う例があった(ように記憶している)
その答えは、ちゃんと進言すべきとあったが
そこからが著者が苦労人というか現実的というか
なかなか深い答えが続く
間違っていると進言すべきだが、ストレートに言ったりすると
角が立つのでやんわりと、(誰かを通してだったかな?)
とにかく怒らせないようにすべき 、、

どうも江戸時代でも上からの指示を守るだけでは
なかったのかもしれない
その分一人ひとりが腹の座った判断をするのが
当たり前だったのかもしれない

「葉隠」は三島由紀夫が取り上げて、
なにか武士の生き様みたいなことを説いていたたようだが
自分がちょこっとだけ読んだ中にはこんな例が出ていて
イメージが随分違った印象だった

そんなことを思い出していたら、
脈絡はないが「韓非子」の一節を思い出した 
人は自分に直接お金を与える人を敬いがちとなるので
つまり、トップの人間より評価に直結する直属の上司のいうことを
聞く傾向にあるので 、トップの人間はそのところを
注意しなければならない 、、、

これもすごく現実的で、あまりにも本質をつきすぎて
どこか空恐ろしい気さえした

読んだ本の内容は大半は忘れてしまっているが
このようにところどころ覚えているところをみると
読んだことは無駄にはなっていないようだ?
(気休めかな) 



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