パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

怖ろしい本(韓非子)

2016年02月02日 08時34分34秒 | あれこれ考えること

以前読んで、怖くなって再読できない本がある

超現実主義
実体験から導かれたリアルな思想は、
人間性を前提とした理想主義が甘ちょろいものとさえ思えてくる

でもこの人(韓非子)は幸せな人生だったのか?
と少し疑問を持ってしまうが

内容は、賞罰は自ら行え、妻に用心せよ、進言の難しさなど
実生活にいくらでも応用が効きそうな話がどんどん出てくる

たまたま、この中に亡国のきざしを扱ったページがあった

●君主が法による政治を軽視して策力にたより、その結果、内省の混乱を招いて
 外国の援助にすがろうとする

●臣下が学問に精を出し、エリート青年が空理空論をもてあそぶ
 また商人は脱税のため財産を国外に持ち出し、一般市民が私的武力にたよる

君主が宮殿や庭園の建築にうつつを抜かし、車や衣服、珍品集めの道楽に凝って
 人民から絞り上げては浪費する

全部が全部とは言わないが
どのかの町に似ていないか?

 

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