パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

何かを深く味わうには努力も必要

2023年01月08日 08時58分43秒 | あれこれ考えること

将棋の王将戦が今日8日から始まる
伝説の人となりつつある羽生さんと藤井5冠の戦いだ

将棋とか囲碁でもピークはスポーツと同様に25歳位との説があって
確かに囲碁の世界でも長らくトップの地位を占めていた
魔王のあだ名がある井山さんも若手にタイトルを奪われつつある

若手の新鮮な発想というのは、あらゆる方向に突然変異を
起こす生物のあり方に似ているような気がする

子どもの発想は豊かというよりは、とりあえずどんな方向も
試してみるとか考えてみるのと同じではないのか
つまりは年配者が経験上無視してしまう考えや手段を
若手は経験がないゆえにトライする、それは発想の豊かさと
なっているのではないか
(社会を変えるよそ者、若者、馬鹿者を連想する)

だが最近はAIで若手は勉強をしていて
吸収力の旺盛な時期の強みが年配者よりも
そこで差が出てくるのかもしれない

残念ながら将棋は縁がなかった
どうなったら勝負がつくかはわかるが
素人は最終形にならないとわからない
だからプロ同士の終局の時点で
何故そうなのかはわからない

でも素人が楽しむ方法はあって、最近ではネットで対戦の様子を
中継しAIでどちらが有利かを数値化している
これを見てるだけで最初は互角なんだなということがわかる

素人の将棋の楽しみ方は、途中のお菓子とか昼食などになってしまう
これは自分が気になって仕方がないサッカー日本代表の評価と
似てるところがあって、あまりそちらの方ばかりでは好ましくないと思う
万人にわかりやすいということは、入門編の世界以上の豊かな世界を
知っていないということなってしまう

何かを深く味わうためには、味わう方もそれなりに努力が必要ということだ
視覚的な要素が過度に要求され、文字からの理解は力を失いつつある現代の世界
わかりやすいとか刺激的というだけで社会的に価値があるとは思えないが
タイパと言われる言葉に代表される忙しい世の中になっている
こうした傾向は自分らの年齢ではちょいと心配だ

あらら、将棋の話からそれてしまった
いつものことだ、ま、良いか!


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