市内のあちこちで春祭りの花火の音が聞こえる
平井神社の祭礼でもいろんな催しが計画されている
その一つがすぐ近くの商店の駐車場で昨日行われたビンゴ大会
会場に来た人はもれなくビンゴカードがもらえて
ハラハラ・ドキドキを体験できるようになっている
子どもたちは前に陣取って数字が出るたびに大声をあげるが
それに劣らず老人たちも楽しそうに見える(孫と一緒に来ている)
子どもたちとは別に、数字が出るたびに大きな声が聞こえる集団があった
それはK製作所に勤務する外国人たちで
以前は中国人が多かったが、今はフィリピン人が多いとか
ベトナム人が多いとか、時の変化の応じて国籍は違っているようだ
以前のこと、家の近くで出勤に向かう外国人に聞いたことがあった
「日本の生活は楽しいですか?」
答えは
「楽しいです」
これですごくホッとした記憶がある
彼女たちは日本の生活を結構楽しんでいるかもしれない
と思える様子は別のところで見たことがある
それはK製作所の社長の自宅(近く)で外国人が集まって
バーベキューをしていた光景で、笑い声が聞こえたり
モノを食べる時の幸福感、高揚感は遠くからも感じられた
昨日はビンゴ大会にも社長が付き添い(?)で来ていたのだろうか
楽しんだもの勝ちのビンゴ大会で、一番楽しんでいたのは
実は彼らだったかもしれなかった
このビンゴ大会は早くビンゴした人が一番良い景品をもらえるとは限らない
ビンゴを達成した人はくじ引きをする権利が与えられるだけで
そのくじによって景品が決定する
そのせいか早いうちにビンゴした人は
くじで一番多い景品が当たることが多かった
くじは確率の問題だが、昨日は外国人の当たる確率は高かった
ビンゴになる度に歓声がして、くじを引いて何かもらえると
それを上に掲げて仲間にアピールする
仲間は拍手したり声をあげたり、思わず溢れ出る感情の爆発が見られた
よかったなあ
このように笑って、幸せとか思い出になることを体験できること
そしてその様子を見ることは、見てる方もなんだか嬉しい
子どもが無邪気に喜んでいるのも幸せな気分になれるが
見知らぬ国に来て、今を楽しめていることを見られるのは
とても幸せな気持ちになれる
人は人をけなして優越感に浸るより
人が喜んでいるのを見るほうが何倍も幸せな気持ちになれると思う
少なくとも、昨日の自分はそうだった
ところで自分のビンゴカードは3箇所がリーチ状態のままで
景品が終了してしまったので、卵6個の参加賞となった
(卵が残り少なくなっていたので、ちょうど良かった)
「こんなことで運を使い果たさないほうが良いよ」
とお酒大好きなスタッフが声をかけてきたが
それでも特賞を手にしたかったな、、
と思うのは、良い人ばかりでいられない人の常
※ところで、外国人の労働者に幸せな時間を提供できている体格の良いK製作所の社長
人として良い人だと思うし、その思いは彼ら外国人にも通じるだろうなと思う