パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

鳥居強右衛門と亀姫(昨日のどうする家康)

2023年06月05日 09時31分51秒 | 新城・地元に関すること

昨日の大河ドラマ「どうする家康」は「長篠を救え!走れ強右衛門!云々」で
新城が舞台となっていた
視聴率を調査したならきっと新城市は飛び抜けて高かったに違いない

この日の放送を控えて、昨日午前中に出かけたのが「長篠城址・史跡保存館」
ドラマ放送のあと短い時間で紹介された場所だ

地元だからここへは何回か来たことがある
あまり覚えていないのが情けないが、昨日は「何かを見るため」に出かけた
その何かは少し前に中日新聞で紹介されていた展示物だった
しかし、その「何か」が何だったのか忘れてしまっていた
だが、展示品を見ていて思い出した
それは「映画 鳥居強右衛門」の台本だった

地元のローカルスターと思っていた鳥居強右衛門は
既に一時期映画の主人公となっていたのだ
今回の放送で、瞬間的には鳥居強右衛門は全国区の人物になるかもしれないが
それ以前に、このような映画があったとは、、

だがこれは喜んで良いのかどうかは、、少し問題があるかもしれない
台本は宮本武蔵で知られた吉川英治で、それなりの人の作品だが
これが作られた時期は「主君のために身を捧げる」といった空気の醸成に
使われてしまったのだ
この扱われ方は忠臣蔵と似ているかもしれない

こうした威勢のいい話はちょいと引いて考えるほうが良い
威勢のいい話よりも、褌姿の磔の強右衛門の絵を旗指し物に描いたのは
武田方の落合佐平次であった事実のほうが自分は気に入っている
敵だろうが味方だろうが良いものは良い!
と人として評価しているところが素晴らしい

台本は小さな字で書かれており、老眼の自分は読みにくい
映画の作成動機は感心しないが、延々と続く会話の連続を見ると
役者さんはセリフを覚えるのに大変だろうな、、
と本質と関係ないところに感心してしまった

昨日のドラマのもう一つの主人公は亀姫だった
家康の長女で新城の城主と結婚した女性だ
市の中心部には亀姫通りという場所があって
その通りの真ん中辺りに亀姫が建立したという大善寺がある

先日のJA愛知東の歴史講座では亀姫にあてた家康の手紙が紹介された
どのタイミングでの手紙だったか分からないが(築山御前の死の前か後か?)
その手紙では、家康が新城に立ち寄ると約束していたのが
忙しくて行けないと亀姫に謝っていて
どの時代も親も同じなんだなとホッとするような内容だ

鉄砲隊が活躍する設楽原の戦いは次の日曜に扱われ
二週続けて新城が舞台となる
教科書にも載る馬防柵のある設楽原の戦いの絵をよく見ると
織田軍は最前線で戦っていないそうだ
リスクの多い最前線で銃を構えているのは徳川の人々らしい
そんなことを思うと、昨日のドラマの織田と徳川の
何処かギクシャクした関係も納得がいくような気もする

ということで、新城市はこの機会をフルに活かして
観光客を増やしてもらいたいものだ

ところで番組後のショートコーナーでは、短い時間だが
鳥居強右衛門が走った岡崎から長篠までの65キロを走ってみよう
と試みた人々の話が紹介されていた
この強右衛門マラソンの主催者は知り合いで、第一回目のときに
少しお手伝いをしたことがあった

こうした試みは警察に許可を取らないと実施できないようで
競争してはいけない、同時に多くの人がスタートしてはいけない
信号は守らなければいけない、、終わったあとは報告書を提出するなどの
規則があったそうだ
自分が手伝ったのは10キロごと(だったと思う)の水分補給とか
エネルギー補給で、車で先に休憩所に行って準備して待つ役割だった

第一回目は、鳥居強右衛門の家系の子孫をあるきっかけで知っていたので
ゴールの長篠城で待っていてもらった

それにしても65キロの長距離を走る人ってのは、呆れることに結構いるもので
今年は女性ランナーも多かったようだ

ところで次の日曜日(11日)には鳥居強右衛門役の岡崎体育氏と
亀姫役の當真あみさんのトークショーが文化会館で行われる
応募多数のため抽選となっているが、果たして自分は当たっているか、、





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする