パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

パユの「春の海」

2012年01月20日 22時02分53秒 | 音楽

先日、通勤途中の車の中でNHKFMから
パユのフルートによる「春の海」を聞く機会があった
(多分再放送)

外国人の演奏する日本の楽曲
楽しみに耳を凝らして、聴いてみると
聴き流す感じでは何ら日本人の演奏と大差無いように思えるが
よく注意して聴いてみると、やっぱりどこか違う

音楽は世界の共通語、まして歌詞のないジャンルでは
国による違いはないと思っていたが
この演奏は日本人のものではない感じがある

確かに楽譜に忠実、しかも効果的に思いも込めて演奏している
しかし、音の切れというか息継ぎの感じと言うか
(自分は素人なので感じたことを記すだけだが)
身についた日本語のリズム・575の産み出す世界ではない

日本人の演奏はここまできめ細かくないかもしれないが
それでも雰囲気がある
共通の感覚を前提に演奏し、そのニュアンスは自然に体に入っていく

日本の楽曲だからお国ぶりの違いを感じることができたわけだが
これが反対に外国の曲を日本人が演奏したとなれば
今度は全く反対の思いを外国の人は持つかもしれない

つまり歌詞のない音楽でも
明らかにお国ぶりというものは存在する
そしてそのお国ぶりというものは多分言語のリズムに依存する

それが何だ?
と言われれば、別に何もない
ただ、そんなふうに思っただけのこと

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥平貞昌、武田勝頼、徳川家康がいた場所

2012年01月20日 20時25分25秒 | Weblog

先日のTBS系列の長篠の戦いを扱った番組
その放映があることを予め知っていたわけではなかったが
何を思い立ったか今月の初旬、長篠城址に立ち寄った

小学校か中学の時に来ていたはずなのだが記憶にない
まして歴史に興味など全然なかったものだから
覚える気すらなかった

しかし、いろいろ知ってくるとこれがなかなか面白い
長篠城の堀は

小高い道は

兵どもが夢の跡、みたいな趣は感じられない

この城址から眺める鳶ヶ巣山
武田方が陣を構えたところ
なるほどリアリティーのある距離で
スケールは大きくないが、それだけに現実感を持って
ここで戦いが行われた事を実感する

この長篠城址の前に訪れたのが近くにある医王寺

武田勝頼が本陣を構えたところ
ここで長老たちは勝頼にこの戦いを避けるよう提案し
勝頼自身も不吉な夢を見たというが、聞き入れられなかった
(このエピソードが医王寺の看板に書かれていた)

長老たちは、別れの杯を交わしたという
たら、れば、は後からの話だけれども
聞いていれば大事な家臣を失うこともなかっただろうに

この長篠の近く、山吉田に今度は家康絡みのお寺さんがある

曹洞宗の寺、満光寺
この寺に逃亡した家康は追手からの追撃に
早起きの鶏に助けられたエピソードが残っている
後になって鶏に何石か与えられて
徳川家から大事にされたという

この寺のもう一つの見所は、迫力ある岩が主体の庭園
龍安寺みたいな哲学的な石の庭園ではなく
傾斜のきつい裏山にいくつもの岩を配置し
どこか深山を思わせる佇まい(田舎にあるのに)

京都ほど数多くはないけれど
地元新城には磨けば光る観光資源はあるものだと実感!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする