パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

多くの人が感じ始めている事

2009年04月30日 21時54分37秒 | Weblog
たとえば景気が回復しても、
自分達の周辺の環境は(仕事などの)
元に戻るのではない

景気が回復さえすれば
全ての社会的な問題は解決するのではない

物をたくさん所有するばかりが幸せというものでもない

こんなことを多くの人たちが感じているのではなかろうか

前に前にと叱咤激励され
自らも前向きな(?)欲望を感じながら
誰かに想定された夢に向かって歩んできたが、、、

何かがおかしい

幸か不幸か時間がたっぷりあって
普段考えないことも急に考えるようになったら
収入が減っても規則的な、より人間らしい生活の出来る今は
収入が多くても残業や夜勤に振り回された生活よりは
もしかしたら、「よい」のかもしれない
などと感じ始めた人が(サイレントマジョリティとして)
存在するようになった

この傾向は確かに庶民の人が多く、
まだささやきに近いが
発言力を持つ人たちも徐々に声を大きくしつつあるような気がする

つまりは人の考え方が大きく変っていく
いや、変っていかざるを得ない状況になっている
そしてどうすれば儲かるか
楽して豊になれるか、といった問いから
例えば「幸せって何だっけ?」みたいな
根本的な(答えのない)問いを自ら発するようになるのではないのか

ただ残念ながら、おそらくは人は
欲望からは自由になれないだろうが、、、

いすれにしても従来の価値観とは異なった
(現在の反省を踏まえた)価値観が
そのうちに、気づかないうちに広がってくるように思うのだが
これは少しばかりロマンチック過ぎるかな

コメント
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