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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

今年の三冊

2008年12月30日 21時21分43秒 | 
超訳「資本論」
アダム・スミス
揺泉院

本は楽しみの一つだけれど、どのような形で
自分が楽しんでいるかと言えば
新しいことを知ることが出来る喜びが一つ
知っていることを再確認できる充足感がそれに続き
そして単純に読んでいる時間自体を楽しむことができることだが
今年の三冊は、全部最初の知らないことを新しく知ることが出来て
楽しめた部類に入る

資本主義の行き詰まり、矛盾などなどは
そもそも資本主義に内在する問題点ではないのか
の仮説をもって読んだのが「資本論」を
超訳した「資本論」
もう一度しっかり読んでみたい

アダム・スミスも「神の見えざる手」が
引用の引用が多くて本来の意味合いとは
異なるのではないか!みたいなことが
本のカバーに書いてあって
それで興味を持って読んだのだが
結果的にアダム・スミスの「道徳感情論」
を読もうと言う気にさせられた

揺泉院は忠臣蔵の話
自分は結果的に47人もの人間を死に追いやった
討ち入りの行為や浅野匠のかみが好きになれなかった
なんでそんなに忠臣蔵が日本人に人気があるのかが
分からなかった
この本を読んだ後もやはり好きになれない気持ちは残るが
歴史的事実とフィクションを混ぜた
物語の展開は「そうなのか!」と
知的な満足感を得られて
最後のページになるに従い終わりになってほしくない
などという気分にさせられた

さて来年はどんな面白い本に出合えるか?


コメント
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