1.琵琶湖生物資源調査団(BST:Biwako Survey Team)
(1)主催 建設省近畿地方建設局ならびに水資源開発公団
(2)調査場所と期間 琵琶湖全域、1962年~1965年
(3)目的 堅田−守山の線上にダムを造って琵琶湖を区切り、南湖の水位を0~+0.3mで一定に保ち、北湖の水位を-3.0m~+0.3mの間で変動させて、下流への放流量を常時毎秒44t以上とする場合に想定される、北湖・南湖の締めきりと水位変動が水産生物に及ぼす影響評価を行いました。
(4)代表者と主な参加者 宮地伝三郎(代表)、森主一、川那部浩哉、根来健一郎、生嶋功、渡辺仁治、山元孝吉、津田松苗、水野寿彦、原田英司、林一正、三浦泰蔵、須永哲雄、浦本昌紀、門田元、柳島静江、森川光郎、藤永太一郎、堀江正治、西條八束、坂本充、伊藤隆、倉田亨など参加総人数60人
(5)主な調査項目 生物生産、原生動物、付着性小型動物、昆虫その他底生動物、大型甲殻類、貝類、魚類、鳥類、バクテリア、生理生態、非生物環境調査(物理的側面、化学的側面、底質関係)、物質循環調査、水産業(養殖、漁業)
(6)成果物(公開)びわ湖生物資源調査団中間報告(1966)近畿地方建設局、琵琶湖生物資源調査団調査結果(1962-1965)、琵琶湖生物資源調査団業績集
2.国際生物学事業計画(IBP:International Biological Program)
(1)主催 UNESCO、文部省
(2)調査場所と期間 塩津湾、1965年~1974年
(3)目的 世界の人口爆発による食糧の確保の基礎を生物群集の生産力に求めた国際生物学事業計画です。
(4)琵琶湖調査代表者と主な参加者 三浦泰蔵(代表)、森主一、門田元、内田有恒、菅原庸、田中信彦、中西正己、根来健一郎、日下部有信、生嶋功、成田哲也、岡本州弘、鈴木紀雄、名越誠、森井ふじ、滋賀県水産試験場、岡本巌など
(5)調査の項目 バクテリアの現存量と有機物分解活性、植物プランクトン(光合成産物の細胞外排出物質の同定とバクテリアとの有機的連関、光合成による有機物生産速度の季節変動特性と年間生産量、太陽エネルギー利用効率)、動物プランクトンの季節変化特性、水草の有機物生産構造と生産力の測定、付着藻類の質的・量的調査、ビワマスの基礎および運動代謝量の測定から日餌量の推定、塩津湾(栄養塩濃度の鉛直的・季節的変動、水温の鉛直構造の季節変化と湖流調査)
(6)成果物(公開) Productivity of Communities in Japanese Inland Waters (1975) University of Tokyo Press、琵琶湖研究報告書等ほか多数
3.琵琶湖国際共同観測(BITEX:Biwako Transport Experiment)
(1)主催 滋賀県、科学技術庁
(2)調査場所と期間 琵琶湖北湖南湖盆および南湖、1993年8~9月集中
(3)目的 台風などの強風によって発生する内部波で引き起こされる物質の水平輸送に関わる1ヶ月間の集中観測を行いました。
(4)琵琶湖調査の代表者と主な参加者 熊谷道夫(代表)、Jorg Imberger(代表)、奥田節夫、中西正己、橋谷博、津田良平、坂本充、Warwick Vincent、Richard Robarts、Tom Berman、永田俊、占部城太郎、John Melack、Sally MacIntyre、遠藤修一、奥村康明、田中祐志、紀本岳志、Louis Legendre、David Farmer、Mark Trevorrow、渡辺泰徳、川幡佳一、平山彰彦、藤原建紀、横田喜一郎、東善広、板倉安正、中野伸一、大久保賢治、濮培民など参加総人数177人
(5)調査の項目 物理(流動、波動、水温、河川)、化学(水質)、生物(プランクトン、バクテリア、一次生産)などを1日おきに30日間連続観測した。同時に、係留系による水温の連続観測、流動および波動に関する数値計算
(6)成果物(公開)
Kumagai,M., J.Imberger and R.D.Robarts (1996) : Overview of BITEX'93 and data catalogue. Lake Biwa Study Monographs, Special Issue, 1-18.
Kumagai,M. and W.F.Vincent (Eds.) (2003): Freshwater Management –Global versus Local Perspectives -, Springer Tokyo, 230. ほか多数
4.地球圏・生物圏国際共同研究(IGBP:International Geosphere-Biosphere Programme)
(1)主催 文部科学省、国際科学会議(ICSU)
(2)調査場所と期間 琵琶湖和迩沖、1997年〜2001年
(3)目的 琵琶湖の沖帯の食物網構造を把握し、生物間相互作用が駆動する炭素、リン循環の様相を陸域起源有機物も含めて明らかにすることを目的としました。
(4)琵琶湖調査の代表者と主な参加者 中西正己(代表)、占部城太郎(代表)、Tek Bahadur Gurung、吉田丈人、鏡味麻衣子、由水千景、石川俊之、加 玲美、大久保賢治、中山英一郎、丸尾雅啓、紀本岳志、杉本敦子、村瀬 潤
(5)調査の項目 栄養塩、水温等、一般水質測定項目、細菌、藻類、原生動物、ワムシ・甲殻類プランクトン、一次生産速度、沈降フラックス(炭素、窒素、リン)、従属栄養生物の摂食、代謝速度等、底生生物(ヨコエビ類)、湖底堆積物のプランクトン遺骸・色素
(6)成果物(公開)
占部城太郎・吉岡崇仁(2006) 炭素代謝からみた湖沼生態系の機能 in 「地球環境と生態系:陸域生態系の科学(武田博清・占部城太郎編)」共立出版.(pp156-186)ほか多数
(1)主催 建設省近畿地方建設局ならびに水資源開発公団
(2)調査場所と期間 琵琶湖全域、1962年~1965年
(3)目的 堅田−守山の線上にダムを造って琵琶湖を区切り、南湖の水位を0~+0.3mで一定に保ち、北湖の水位を-3.0m~+0.3mの間で変動させて、下流への放流量を常時毎秒44t以上とする場合に想定される、北湖・南湖の締めきりと水位変動が水産生物に及ぼす影響評価を行いました。
(4)代表者と主な参加者 宮地伝三郎(代表)、森主一、川那部浩哉、根来健一郎、生嶋功、渡辺仁治、山元孝吉、津田松苗、水野寿彦、原田英司、林一正、三浦泰蔵、須永哲雄、浦本昌紀、門田元、柳島静江、森川光郎、藤永太一郎、堀江正治、西條八束、坂本充、伊藤隆、倉田亨など参加総人数60人
(5)主な調査項目 生物生産、原生動物、付着性小型動物、昆虫その他底生動物、大型甲殻類、貝類、魚類、鳥類、バクテリア、生理生態、非生物環境調査(物理的側面、化学的側面、底質関係)、物質循環調査、水産業(養殖、漁業)
(6)成果物(公開)びわ湖生物資源調査団中間報告(1966)近畿地方建設局、琵琶湖生物資源調査団調査結果(1962-1965)、琵琶湖生物資源調査団業績集
2.国際生物学事業計画(IBP:International Biological Program)
(1)主催 UNESCO、文部省
(2)調査場所と期間 塩津湾、1965年~1974年
(3)目的 世界の人口爆発による食糧の確保の基礎を生物群集の生産力に求めた国際生物学事業計画です。
(4)琵琶湖調査代表者と主な参加者 三浦泰蔵(代表)、森主一、門田元、内田有恒、菅原庸、田中信彦、中西正己、根来健一郎、日下部有信、生嶋功、成田哲也、岡本州弘、鈴木紀雄、名越誠、森井ふじ、滋賀県水産試験場、岡本巌など
(5)調査の項目 バクテリアの現存量と有機物分解活性、植物プランクトン(光合成産物の細胞外排出物質の同定とバクテリアとの有機的連関、光合成による有機物生産速度の季節変動特性と年間生産量、太陽エネルギー利用効率)、動物プランクトンの季節変化特性、水草の有機物生産構造と生産力の測定、付着藻類の質的・量的調査、ビワマスの基礎および運動代謝量の測定から日餌量の推定、塩津湾(栄養塩濃度の鉛直的・季節的変動、水温の鉛直構造の季節変化と湖流調査)
(6)成果物(公開) Productivity of Communities in Japanese Inland Waters (1975) University of Tokyo Press、琵琶湖研究報告書等ほか多数
3.琵琶湖国際共同観測(BITEX:Biwako Transport Experiment)
(1)主催 滋賀県、科学技術庁
(2)調査場所と期間 琵琶湖北湖南湖盆および南湖、1993年8~9月集中
(3)目的 台風などの強風によって発生する内部波で引き起こされる物質の水平輸送に関わる1ヶ月間の集中観測を行いました。
(4)琵琶湖調査の代表者と主な参加者 熊谷道夫(代表)、Jorg Imberger(代表)、奥田節夫、中西正己、橋谷博、津田良平、坂本充、Warwick Vincent、Richard Robarts、Tom Berman、永田俊、占部城太郎、John Melack、Sally MacIntyre、遠藤修一、奥村康明、田中祐志、紀本岳志、Louis Legendre、David Farmer、Mark Trevorrow、渡辺泰徳、川幡佳一、平山彰彦、藤原建紀、横田喜一郎、東善広、板倉安正、中野伸一、大久保賢治、濮培民など参加総人数177人
(5)調査の項目 物理(流動、波動、水温、河川)、化学(水質)、生物(プランクトン、バクテリア、一次生産)などを1日おきに30日間連続観測した。同時に、係留系による水温の連続観測、流動および波動に関する数値計算
(6)成果物(公開)
Kumagai,M., J.Imberger and R.D.Robarts (1996) : Overview of BITEX'93 and data catalogue. Lake Biwa Study Monographs, Special Issue, 1-18.
Kumagai,M. and W.F.Vincent (Eds.) (2003): Freshwater Management –Global versus Local Perspectives -, Springer Tokyo, 230. ほか多数
4.地球圏・生物圏国際共同研究(IGBP:International Geosphere-Biosphere Programme)
(1)主催 文部科学省、国際科学会議(ICSU)
(2)調査場所と期間 琵琶湖和迩沖、1997年〜2001年
(3)目的 琵琶湖の沖帯の食物網構造を把握し、生物間相互作用が駆動する炭素、リン循環の様相を陸域起源有機物も含めて明らかにすることを目的としました。
(4)琵琶湖調査の代表者と主な参加者 中西正己(代表)、占部城太郎(代表)、Tek Bahadur Gurung、吉田丈人、鏡味麻衣子、由水千景、石川俊之、加 玲美、大久保賢治、中山英一郎、丸尾雅啓、紀本岳志、杉本敦子、村瀬 潤
(5)調査の項目 栄養塩、水温等、一般水質測定項目、細菌、藻類、原生動物、ワムシ・甲殻類プランクトン、一次生産速度、沈降フラックス(炭素、窒素、リン)、従属栄養生物の摂食、代謝速度等、底生生物(ヨコエビ類)、湖底堆積物のプランクトン遺骸・色素
(6)成果物(公開)
占部城太郎・吉岡崇仁(2006) 炭素代謝からみた湖沼生態系の機能 in 「地球環境と生態系:陸域生態系の科学(武田博清・占部城太郎編)」共立出版.(pp156-186)ほか多数
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます