上がり3ハロン32秒9。

サッカー、競馬を中心に、管理人が興味ある分野だけを勝手に斬って行くBLOGです。

2人のベンチウォーマーに救われたBLUES。

2005-06-20 17:04:18 | 日本代表
かたやコンフェデ。
内容自体はそう悪くはなかったが、ビックリするぐらい歯応えのない欧州王者を相手に、
なかなか点が取れない展開。
唯一ユーロの時とギリシャが変わらなかったのは、
ある意味奇跡とも思えるようなディフェンスをするシーンが時折見られるところだろう。

サイドを高く上げて、相手の両サイドを封じ、なるべくトップにハイボールを入れさせない、
と言う意図は比較的明確で悪くなかったように思うが、
やはり納得行かないのは玉田の起用と言わざるを得まい。

何度も言っているが、玉田はゴールの感覚を忘れてしまっているとしか思えない。
確かに惜しいシーンはあったが、ゴールそのものから完全に見放されてしまっている。
前々から言っていることだが、玉田は他チームへ活路を見出した方が良い。
チームにかかる重圧のほとんどが玉田にかかっている様にすら見える。
挙げ句の果てにサポーターは暴動起こすわ、座り込んで帰らないわ、
普段ろくに見てないような奴までわかったような口きいて批判するわで、
ストレスは更に膨張しているに違いない。気分転換が必要に見える。

しかも大黒はベンチに座ったまま。柳沢と大黒のコンビネーションが悪いと思うなら、
玉田に代えて大黒を入れた論理も成り立たない。
むしろ玉田がスピードタイプな事を考えれば、スターターが大黒だろう。
その大黒、見事に結果を出し続けている。
得点へのイメージはストライカーとして必ず持っているべきもの、
それが大黒は明確。一方の玉田はもやがかかって霞んでしまっているんだろう。

第3戦、現段階でどの程度やれるのか、
来年の決勝トーナメントの良いシュミレーションになるだろう。
相手はブラジル、しかも向こうも負ければアウト。
どう考えても、手抜きをしてくるシチュエーションではない。
勝たなければ終わりのノックアウトに近い感覚。
1点取らないことには始まらない事を選手は頭では良く良く理解しているはず。
その理解がピッチでどう出るかを、ジックリ見せてもらいたい。

それにしても、加地に何が起きているのか。
本来攻撃的な選手が全体のバランスを意識するあまり萎縮していた結果とするには、
どうにも論理が成り立たない。
なぜなら、埼スタで見た練習でのクロスの下手さや交わしの拙さが、
それでは説明がつかないのだ。
どうせ使われ続けるなら今回の確変とも言うべき事態は歓迎すべきことなのだが・・・。



かたやワールドユース。これは酷い。
そもそも平山に対して否定的なので、その平山を中心としたチーム作りをしている時点で
大きな疑問を呈さざるを得ない訳だが、申し訳ないがそれを差し引いても、
今回のU-20はかなりつまらない。見ていて眠くなる。

初戦のオランダ戦はまるで子供と大人のゲーム。
まぁ、向こうは開催国な上にA代表クラスまでいるので言い訳は出来るかも知れないが、
それにしたって見るべきものがなさ過ぎ。
ベナン戦も見ていて面白くないし、当然のごとく強さも全く感じない。
最終戦のオーストラリア戦も退屈な内容。
西川の落球で先制された瞬間の選手達の落ち込み具合と言ったら、目も当てられなかった。

そんな中で結果を出したのがサンフレッチェ前田俊介。
サンフレッチェユース上がりの生え抜きだが、今年既にトップでも出場、
しかもことごとく点に絡み、サンフレッチェ好調の原動力と言わないまでも
起爆材とぐらいは言っても良い。
やはり大学よりJは明白、まるで怖さを感じない平山がスタメンに居座るのを見て、
正直かなりフラストレーションが溜まっていたはず。それを巧くプラスに働かせた。

そうは言っても、チームとしては1敗2分け、
考えられる最悪のパターンでの決勝トーナメント進出。
とにかく1つ勝って帰って来い、そうでないと大会に出た意義が大きく薄れてしまう。

水曜・木曜、それぞれ地力の試される大事な一戦。

最悪の1勝。

2005-06-20 15:48:16 | その他スポーツ
サッカー系のエントリーが上のが良いと思うので、まずはこちらから。

最低の1勝と言ってもコンフェデの話ではなく、F1の話。
今朝、コンフェデが終わって寝ようとしながら、
まぁ一応つけておくかと思って、テレビをアメリカグランプリに。
画面に映し出されたのはFERRARIの2台。
どうも1・2番手っぽい。
ここまでは、特に去年までなら良くあった光景。ところが。

なぜか客席はガラガラ。おまけに3番手以降の順位が映し出されて驚愕。
ミシュラン全滅!?もう残り6台!?
何が起きたのか理解不能。
スタート直後の大クラッシュが一番説明の容易性はあるが、
ミシュラン勢だけがキレイサッパリいなくなっている理由が説明困難。
何が起きたのか良くわからないまま、しばし凝視。
で、しばらくして解決。実況が言うに、ボイコットだそうな。

今年からレギュレーションが変わって予選後のタイヤ交換が認められない。
ミシュランからタイヤへの負担の問題でFIAに対応案が提案されたが結局却下され、
ミシュランが選んだ選択肢はボイコット。
ペナルティ覚悟のタイヤ交換でも、敗北覚悟のタイヤの内圧上昇でもなかった。

そんな訳でグリッドに並んだのはフェラーリ、ジョーダン、ミナルディだけ。
そりゃあ客も帰るし、物も投げ込まれるだろう。
ルノーとマクラーレンがいない中で勝つフェラーリなんて見ても、全然面白くない。

フォーメーションラップには出て行ってる以上、
表面上明らかに意図されたボイコットでも、
ミシュラン勢の行為はルール上はボイコットとは言えない。
それゆえ、客から観戦料金の払い戻し請求があっても、
当然にミシュランに請求出来るとは限らない。
FIAの今後の対応いかんでは各方面に大きな影響が出かねない。

スピードダウンを目的としたルール改正があったとは言え、
至極のスピードエンターテイメント・スポーツである事に変わりはない。
世界中にファンを抱えるF1だからこそあまりにもいただけない最悪のレースであり、
ミハエルにとっても、今までで最も嬉しくないはずの勝利が今季初勝利となった。